ミッションインポッシブル(1996)
日本でもお馴染みになった『スパイ大作戦』を、現代風にリメイク
ジム・フェルプス率いる、IMFメンバーに今回架せられたミッションは
CIA情報部員のリスト、通称『ノックリスト』を奪ったとされる
アメリカ大使館員の逮捕だった。
ノックリストの、盗難はまだ一部で、大使は残りをパーティーに紛れて
奪いだす。その現場を証拠写真として収め、逮捕するのだ。
ジムは腕利きのメンバーを集め、プラハに飛ぶ。
しかし、ジムの右腕イーサンを残し、チームは全滅してしまった。
 何故自分だけが・・・イーサンは、作戦が、外部に漏れていたと疑い
IMFの幹部キトリッチに、これが内部の裏切り者を見つけ出すための
陽動作戦であったことを知らせる。・・・自分の部隊に裏切り者が・・・
その場を逃げ出す、イーサン。そして、彼の他に生き残ったクレア・・・
謎の深まる中、イーサンは、IMF以外のメンバーを集めて、ノックリスト
を奪うことにする・・・
(原題名:Mission Impossible)
監督:
ブライアン・デ・パルマ
脚本:
デヴィッド・コープ
出演:
トム・クルーズ
(イーサン・ハント)
ジョン・ヴォイド
(ジム・フェルプス)
エマニュエル・ベアール
(クレア・フェルプス)
ヘンリー・チェイニー
(ユージーン・キトリッチ)
ジャン・レノ
(フランク・クリーガー)
ヴィン・ラメス
(ルーサー・スティックウェル)
クリスティン・スコット・
トーマス
(サラ・デヴィス)
ヴァネッサ・レッドグレイブ
(マックス)
REVIEW(*****)
あのオープニングの曲がかかった途端、ワクワクしてきて、
キャラクターが、クールで、出世の為なら、仲間でも踏みにじる
IMFのやり方も、原作を踏襲してるな〜と。
そこに、『クルーズ流』を持ち込んで、『オレはIMFのそこが
ナットクいかないんだ』とばかりに、キトリッチとの話し合いの
最中に、煙幕を張って、カフェから窓ガラスを破って逃げていく
シーンは、『彼なりのオリジナル』を上手くもちこんだかな、とも
思いました。
映画館で見たときは、勿論あの、ノックリストを奪うあのシーンに
クギ付けだったものの、こうして何回か見てみると、トムが、
どんな気持ちで作ったのかしら・・・とも思います。
エマニュエル・ベアールは、出てきたときから、『悪役だろうな〜』
・・・と分かってたので(爆)、でもってクルーズはこれには騙されない
となると、J.ヴォイドが『裏切った』ワケも途中で見えてきた
ワケでした。女性でウマいな、と思ったのは、マックス役のV・レッドグレイブ
ナンだか、貫禄あったし、あの役にぴったりでしたものね。
で、でも惜しむべきは、J・レノかもしれない・・・、もちっといい見せ場は
なかったのかしらん・・・


MI-Ⅲ(2006)
イーサンは、第一線から退き後輩たちの指導にあたる日々を
送りながら今、彼は、表向きはカナダの交通局の人間と職業を
偽りながら、彼の職業や過去を知らない美しい看護婦の
 婚約者のジュリアとの結婚を心待ちにしていた。
が、平穏な日々も長くは続かない。婚約記念パーティの途中で
彼は、教え子の一人、リンジーが任務中に、容赦なき
武器商人デヴィアンに捕らえられたことを知る。
イーサンは何故、他のエージェントを派遣出来ないのかと
IMFのマスグレイブに問いただすが、彼以外に助けられる
人物はいないという。
イーサンは、ジュリアに真実を告げられず、長い出張になるといい
古参エージェントのルーザーと新メンバーのデクランとゼーンを
加え、ヘリで救出作戦に向かった。
激しい銃撃戦の末、リンジーを救出することは出来たが、激しい
頭痛を訴えるリンジーの脳にタイムリミットが来ると脳死状態になる
時限爆弾がしかけられていることがわかる。
イーサンは電気ショックで、何とか時限爆弾を止めようとしたが、
リンジーの命は、あとわずかというところで救われなかった。
失意のまま任務から戻ってきたイーサンに、幹部のブラッセルは
任務の失墜と新たな任務の遂行を命じた。それはデヴィアンが
『ラビットフット』とよばれる謎の兵器の密売にかかわっている
可能性があるということだった。これをつきとめなければいけない。
彼らは再び、世界に飛び立つことになったが、それがまさか、
イーサンの人生を左右することになるとは思ってもいなかった…
(原題名:Mi:-V)
監督:脚本:
J.J.エイブラムス
共同脚本:
アレックス・カズマン
ロバート・オーチ
出演:
トム・クルーズ
(イーサン・ハント)
フィリップ・シーモア
ホフマン
(オーウェン・ディヴィアン)
ヴィン・グレイムス
ルーサー・スティックウェル)
ビリー・クラダップ
(マスグレイブ)
ミシェル・モナハン
(ジュリア・メーデ)
ジョナサン・リース
メイヤース
(デクラン・ゴムリー)
マギー Q
(ゼーン・リー)
ケリー・ラッセル
(リンジー・ファリス)
ローレンス・フィッシュバーン
(ブラッセル)
REVIEW(***)

あのテーマソングを聞きにいって、『イーサン・ハント=クルーズ』を
堪能する映画…たらそれまでになるのだけど(爆)
個人的にあのオープニングが好きなだけに、シリーズを作るたびに
クルーズの『オレを見せたいオレサマ主義』がどんどこ加速するのは
もう今回で打ち止めの方がいいんじゃ、と思った矢先に本人、
某パラマウントをクビになりましたね〜はぁ。
他のブラッドパックやポスト族が、同世代と仲良くやってるのに対し
彼は『飛びぬけてガンっと出世した』+『アピール度が強かった』のもあって
どうしても周りがイエスマンで固まる形になってしまうという。
今回の『MI-3』にしても『ザ・エージェント』『トップガン』『ザ・ファーム』
と彼のヒット作を何作かマゼコゼにしたような展開で…米国映画26年出て
他の俳優と違って、舞台に出てる間もなくて、プロデュース業に忙しく
俳優として一番大事な『技』を磨いてる間はなかったワケだから…。
マギーさんにしても『あの使い方はないだろう』ってのは、明らかに
クルーズに本国以外の映画出演経験のなさというか、オファーもかからん
(いらんっつーの)のが丸判りだし(汗)。
その点、今回の悪役のホフマンちゃん。楽しんでます。
ひょっとしたら『カポーティー』よりのってる?その悪役ぶり。
そのホフマンちゃんに『チョっとでいいから化けてみたい』クルーズのアレって
なんだろう(爆)しかも、土壇場で『殺される』のが『婚約者』か
そうでないか判らない…てのが判断つかない時点でIMFをどうしてクビに
ならないのかとか、ヒトヤマ終えたらさっさとジュリアを『極秘』の
職場に『堂々』と案内してるあたり『安直』すぎないか?クルーズ
グラダップは、あっさりと殺されちゃうし…この末路って
『スリーパーズ』以来の哀れさかもしれん。しかも、フツーの看護婦が
いくら『正当防衛』たって、そんなに命中率高かったら、何でホフマンちゃんを
早めにやっつけなかったんだろう??
でもって、グラダップ…この人の唯一の出世作が
『あの頃ペニーレインと』のモノになるかわからんギタリストだったら
コワすぎるぞ。
L.フィッシュバーンも『やつらに深き眠りを…』の頃のカッコよさいずこへ
丸々と太ったヤクザのようなUpは見たくない…
スタローンの『ドリヴン』以来のツっこみ満載の映画になったかもしれない…。
『忍び込みテクニック』も『初回のを使うな〜』と怒ってる人間もいれば
マンネリがいい人間もいるので難しいだろうし。
そういう観点からみれば多国籍キャストで、ことごとく裏切られる展開の
このシリーズの初回作は、一番『クルーズの人間性+俳優形成』のためには
なったのではないでしょうか。やっぱりいくらアクションものでも
ホントの意味での『表情』は必要…なので映画撮影中にドッキリでも
しかけたほうがいいかもしれん。
クルーズの映画は『見たいモノは見て、ヤバいモノには手は出さない』ように
してますが、う〜ん…最近だんだんこうして『あたらなくなってきた』トコを
見ると、彼は『主演』より『助演』を研究すべきですね…




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