ロード・オブ・ザ・リング(2001)
-ひとつの指輪は全てを統め, ひとつの指輪は全てを見つけ.
ひとつの指輪は全てを捕らえ、暗闇の中につなぎとめる・・・ -

それは語りつがれてきた物語..
冥王サウロンは世界を滅ぼすことのできる『指輪』を
作り上げ、それに自らの全ての欲望をつぎ込んだ。
中つ国は指輪の力を振るうサウロンの手に落ちていく中
モルドールの勇者イシルドウアの剣がサウロンの指を
切り落とし、指輪を葬れるかと思った。
しかし、イシルドウアは指輪の魔力に滅ぼされ、やがて
持ち主を変え、伝説となった・・・

時は過ぎ、中つ国第三世紀、ホビット達は
ビルボ・バキンスの111歳の誕生日を祝うパーティーの
準備をしていた、そこに灰色の魔法使い、ガンダルフも
やってきて、祝いの席たけなわとなったところで、
ビルボは皆の目の前から突然姿を消してしまう。
ガンダルフは、パーティーの前に、ビルボが拾った
という『指輪』が元ではないかと疑った。
それは、まさしく冥王サウロンの指輪、持った者を
虜にし、破滅に追いやるもの・・・そうなる前に、ビルボから
奪い、ガンダルフは、指輪をビルボの養子、フロドに
託し、今から指輪を捨てる旅に出るよう、言う。
指輪を、消滅させる方法は一つ、それが作られた『滅びの山』
の、噴火口に投げ込むこと・・フロドなら、指輪の魔力に
負けることはあるまい・・・と。彼と一緒に、親友のサム、メリー
ピピンも旅立つことになる、ガンダルフは、白の魔法使い
サルマンの元へいくことになった。
旅の途中で、ガンダルフと待ち合わせる予定だった宿で、
フロド達は『ストライダー』と名乗る剣の達人にエルフの居る
『裂け谷』に向かうよう、告げられる。そこで、彼らは
弓の使い手でエルフの王子レゴラス、ドワーフのギムリ
ゴンドール執政の長男ボロミア、そしてストライダーこと
イシルドウアの末裔、アラゴルンそして、ホビット達
旅の仲間をつれていくのだが、一方、ガンダルフは
サルマンの裏切りにあっていたことは誰もが予測だに
しなかった・・・
(原題名:The Load Of The Ring:
The Fellowship Of The Ring)
監督:
ピーター・ジャクソン
脚本:
フラン・ウォルシュ
フィリッパ・ボーエンス
原作:
J=R=R=トールキン
出演:
イライジャ・ウッド
(フロド・バキンス)
イアン・マッケラン
(ガンダルフ)
リブ・タイラー
(アルウェン)
ショーン・アスティン
(サム)
ヴィゴ・モーテンセン
(アラゴルン)
ビリー・ボイド
(ピピン)
ドミニク・モナハン
(メリー)
オーランド・ブルーム
(レゴラス)
ショーン・ビーン
(ボロミア)
ケイト・ブランシェット
(ガラドリエル)
ヒューゴ・ウィービング
(エルロンド)
ジョン・ライス
デイビス
(ギムリ)
クリストファー・リー
(サルマン)
イアン・ホルム
(ビルボ)
REVIEW(****)
『映画化不可能』とまで言われた、J.R.R. トールキン原作の
ファンタジー大作『指輪物語』。
技術的な問題だけでなく、それを演じる俳優や、監督、
ロケ地の開拓という、あらゆる要素があったからだと思う。
また『一気』にこの三部作を撮影したというのも、『旅の仲間』
としての『意味』をもたせるためによかったかもしれない。
これが公開されたとき、(『二つの塔』の時もそうだったのだけど)
すごく落ち込んでいて、大作を見れる気力はホトンド
残っていなかったばかりかレビューもかきたくなかった次期だった。
映画館で見れたら、もう少し点も上がったかもしれないのだけど
それでも、やっぱり見たい時に見ないとちゃんとした感想もかけないので

映画のセットの中では、何といってもホビットのセットが
絵に書いたような、おとぎ話みたいでよかった。
カワイイ丸扉に、いつも食べ物が乗っかってる、机と暖炉は
いつでも、お客よんでお茶してるみたいで、いかにも
ワイワイ楽しくやってるのが生きがいのホビットらしい〜。
それが道中にもチョコチョコ出てくるのだけど(汗)
ひっくりかえしてみると、そんなホビットだから、どんな困難
も立ち向かう、何かも持ってるのかもしれない。
『指輪』を背負うという概念は、どこかキリスト教の
『十字架を背負う』概念と似てる気もする。
『フロドは自分たちのかわりに指輪を背負ってくれたんだ』という
その思いと『本当の悪は醜いものでなく美しいからこそ、虜に
されるのは恐ろしいこと』という西洋の概念が、『指輪』の中に
渦巻いているのだとしたら、また特別な意味があるのではないでしょうか


ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔(2002)
 フロドとサム、メリーとピピン、アラゴルンとレゴラス
ギムリの3組に旅の仲間は離れて、本当の『旅』はここから始まった・・・
モルドールへと急ぐフロドとサムに襲いかかる影
それは、ビルボの前の指輪の持ち主・ゴラムだった。
ホビットの支族で、指輪の魔力でこうなったというゴラムの
話に同情したフロドはサムの忠告を無視して水先案内にする
そんな彼らの前に現れたのはゴンドールの軍隊と、軍を
率いるボロミアの弟、ファラミアだった。
彼もまた、『指輪』の力を信じ、ゴンドールに連行しよう
とする・・・
一方アラゴルン達はメリーとピピンを探し
ファンゴルンの森に分け入る。そこで出会ったのは
死んだと思われた、ガンダルフであり、彼はメリーと
ピピンの安否を知らせ、一行は、危機にさらされている
ローハンへと旅立つ・・・
(原題名:The Load Of The RingThe Two Tower)
監督:
ピーター・ジャクソン
脚本:
フラン・ウォルシュ
フィリッパ・ボーエンス
原作:
J=R=R=トールキン
出演:
イライジャ・ウッド
(フロド・バキンス)
イアン・マッケラン
(ガンダルフ)
リブ・タイラー
(アルウェン)
ショーン・アスティン
(サム)
ヴィゴ・モーテンセン
(アラゴルン)
アンディ・サーキス
(ゴラム)
ビリー・ボイド
(ピピン)
ドミニク・モナハン
(メリー)
オーランド・ブルーム
(レゴラス)
デヴィット・ウェンハム
(ファラミア)
ミランダ・オットー
(エオウィン)
ヒューゴ・ウィービング
(エルロンド)
ジョン・ライス
デイビス
(ギムリ)
クリストファー・リー
(サルマン)
カール・アーバン
(エオメル)
バーナード・ヒル
(セオデン)
ブラッド・ドーフ
(蛇の舌)
REVIEW(****)
『王の帰還』を見るチョット前に関西ではSEEを公開したので
駆け込みで見てきました。もーちょっとデカいスクリーンで
みたかったぞ〜エビガデ並の狭さでLOTRは(汗)
 『Fellowship〜』がフツーに4ランクならコレは5に近い4です
原作ファンだったり、私自身がファンタジー好きだったら文句なしに
高得点になっていたのかもしれないんだけど。
 『王の帰還』より、個人的にはアクションやストーリーの組み方は
 息をつかせなくて好きです、それに『続きがみれる』というワクワク感も
 これだけバラバラに話が展開してるハズなのに、まとまって
見えるというのは手腕のよさでしょうね。
フロドのルートはホントに『試練』というか『指輪』を背負った者の
十字架を感じる・・・というか、彼には各地で自分のために誰かが
戦ってる、ってこともわからなくなってるんだよねぇ。
サムは結構、そこら辺を冷静に見てるのに、ゴラムのあほたれ〜と
『王の帰還』共々、毒付そうになったという(おい)
原作では、そこまで詳しく書かれてなかったというアラゴルンと
アルウェンの話がやっぱり一番いがったです。
アラゴルンが重傷おってしまうシーンで『うわあああ、ヴィゴたま
フロドのために死なないでくれ〜』といってたのはアタシだけか?
(死んだら、三部作目の題名ないっつーの)
メリーとピピンもあまりにも『らしく』て、『おいおい』で
三部作を期間ツメて一気に見たので、かえってじーんときた
ものの、これ、各作品一年待ってた人は待ち遠しかったろうなぁ


ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還(2003)
サウロンの勢力は、ゴンドールの首都、ミナス・ティリスに,
横たわり、最後の戦いが始まろうとしていた・・・
しかし、旅の仲間の安否は判らぬまま・・・そして勝つ見込みもない・・・
ゴラムはフロドに入れ知恵をして洞窟にいる蜘蛛の怪物シェロブに
殺させて、指輪を奪い取ろうとする。しかし、間一髪のところで
サムに助けられ、何とか脱出に成功し、今までサムを疑っていた事を
深く詫びるのだった。
一方、アラゴルンはアルウェンの命が尽きる悪夢を見て目をさます。
が、そこに訪れたのは、鍛えなおした、イシルドウアの剣を持ってきた
エルロンドだった。彼はアルウェンが自分に未来があることを予期して
裂け谷にとどまった事を告げる。それはアルウェンの永遠の命の終わりを
意味していた。
このままでは勝ち目のない戦いにアラゴルンは、王家の血を継ぐ者
として『死者の道』へと入って援軍を求めに行くのだった
 一方ゴンドールでは執政を仕切るデネソールがボロミアの死に
落胆するばかりで、弟ファラミアには負けを覚悟で都を守らせる。
そればかりか、デネソールは、ローハンに援軍を頼むことは
政権交代を意味すると恐れていたのだ。
ガンダルフはピピンを使い、ゴンドールの烽火をあげさせて、
ローハンに援軍の知らせを送る。これで戦いの口火はついた・・・
すべては指輪を背負うもののために・・・ゴンドールを救い、
サウロンを倒す・・・三つの旅の終わりは、そこまで・・・
(The Load Of The Ring:The Return Of The King)
監督:
ピーター・ジャクソン
脚本:
フラン・ウォルシュ
フィリッパ・ボーエンス
原作:
J=R=R=トールキン
出演:
イライジャ・ウッド
(フロド・バキンス)
イアン・マッケラン
(ガンダルフ)
リブ・タイラー
(アルウェン)
ショーン・アスティン
(サム)
ヴィゴ・モーテンセン
(アラゴルン)
アンディ・サーキス
(ゴラム)
ビリー・ボイド
(ピピン)
ドミニク・モナハン
(メリー)
オーランド・ブルーム
(レゴラス)
デヴィット・ウェンハム
(ファラミア)
ミランダ・オットー
(エオウィン)
ヒューゴ・ウィービング
(エルロンド)
ジョン・ライス
デイビス
(ギムリ)
ケイト・ブランシェット
(ガラドリエル)
カール・アーバン
(エオメル)
バーナード・ヒル
(セオデン)
イアン・ホルム
(ビルボ)
REVIEW(****)
It was gone,I t' done(終わった・・・もう終わったんだよ・・・)
『指輪』を投げ込んで、噴火する火山で岩にもたれながら
フロドがつぶやくシーンが一番印象に残ったというか、これが
製作者やこの映画にかかわった人全ての本音だろうな・・・と
さまざまなドラマが交錯するなか『誰一人として無駄な者は
いない』といったガンダルフの台詞がしみてくる、映画でも
ありました。一見バラバラのようであっても、それぞれに
できる形で一生懸命やってるというか
 "For  Frodo"『フロドのために』といってモルドールに
立ち向かうアラゴルンも。何のために戦っているのかともすれば
見失いがちになるこの戦いに、誰に勇気つけられているかも
思い出すために・・・そんな思いも込められたのではないでしょうか
誰もが『指輪』という十字架を背負ったフロドのために。
う〜ん、そこまでいがった映画なんだけど、ワタシ蜘蛛が
大嫌いなのよ、あのシーン思い出すだけで何か背中に、うじゃ
っとあんなのが居る感じで+デネソール王の最期。
あの『焼身自殺』生理的に一番コワいので、コレもダメです(汗)
頼むから勘弁してくれぇぇ〜この二つでもう一回見にいく気が
スカっとなくなった+ランクも下がった・・・という。
いや、マジでコワいよ、蜘蛛はみたくないねぇ・・・はぁ。
監督、蜘蛛嫌いならなんでなんなクリーチャー作ったのよ(怒)
逆に泣いたシーンは、ピピンがデネソールの前で歌うシーン
静かなシーンに勝つ見込みのない戦いに挑むファラミアが
ダブるのが、たまらなく哀しくて。
それとアルウェンがアラゴルンが子供を抱き上げている幻を
見て帰っていくシーン、何だか『僕が生まれるのに僕の命を
消しちゃうの』ってコドモにいわれてるみたいで・・・う〜ん
王となったアラゴルンがホビット達に頭を下げるシーンも
びっくりしたのは、滅びの山で指輪を捨てるあのシーンで
"The ring is mine"となったあの表情ですねぇ
おおお、そんなに変わる?変わる?
イライジャというと、今まで『善人』のイメージしか
なかったから、スゴい(汗)つーので。
そこまでして指輪の魔力には勝ったけど、心は救われない・・・
だから一人旅立っていく・・・それがかつての仲間にとって
別れであっても彼の本当の『旅』はこれからなんだと・・・
『指輪』という重い『十字架』から開放されるために
彼に新たな『旅』が必要だった・・・と思えばいいのでは
ないでしょうか・・・


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送