ジョンQ〜最後の決断〜(2002)
アフリカ系アメリカ人のジョンは、工場で働く中層労働者。だが、
工場の人件費節減の憂き目にあい、仕事は午前中だけ
妻のデニスの車は、家の代わりに持っていかれたばかり。何とか
埋め合わせをしようと、職探しにも行くがどこも 『資格過剰』という
ご都合主義な答えしかくれない。そんな彼の心のささえは、元気いっぱいの
息子マイクの存在だった。
そのマイクが野球の試合の最中に心臓発作を起こして倒れてしまう。
しかも搬送先の病院でマイクは心臓中隔欠損症といい、心臓に生まれつき
小さな穴があいていたのだ。このまま心臓肥大を起こすと命が危ない。
助かる道は心臓移植しかない。
もって後数週間、移植をしなければ薬で安楽死・・・。移植の為には
マイクを移植者リストにのせること、血液型がB+の彼は極めて稀だから
早く見つかるはずだし、保険でその治療費もまかなえるはずだった。が、
会社側が一方的に保険ランクを下げていたことが発覚。このままでは
移植費用は保険でまかなえない。それどころか移植費用の三割を
前金で納めなければ、マイクの施術はできないと院長のレべッカは
冷たくいいはなつのだった。愛する息子の為に家財道具も結婚指輪も
売り払うジョン、方々に寄付金をつのってようやく、前金を振り込んだ矢先、
院長は病院退去命令を下してきた。いったいどうして・・・
電話口で泣き崩れるデニスにジョンは院内に心臓外科医のターナーを
人質にたてこもる・・・(原題名:John Q)
監督:
ニック・カサヴェテス
脚本:
ジェームズ・キアーンズ
出演:
デンゼル・ワシントン
(ジョン=Q=アーチボルド)
キンバリー・エリス
(デニス・アーチボルド)
ダニエル=E=スミス
(マイク・アーチボルド)
ジェームズ・ウッズ(レイモンド・ターナー)
アン・ヘッシュ
(レべッカ・ペイン)
ロヴァート・デュヴァル
(フランク・グライムズ)
REVIEW (****)
『狼たちの午後』を思い出すストーリーラインにデンゼルの人柄を付け加えた、
ヒューマンドラマでした。この原案が実をいうと『マッドシティ』と『ジョンQ』の映画に
分かれたのは、最初はD.ホフマンにオファーにオファーがいってたからだと思います。
『マッド〜』はホフマンが『報道側と犯人がコンタクトをとるの主体に』と『ジョンQ』の
原案をみて思ったところからとったのではなかったでしょうか。でも製作側の考えと
してジョンQはどこにでもいる市民で、駆け引きもしないという人物像。そこから
監督は娘さんが心臓病というN.カサベデスに主演はデンゼルにと、年月をかけて
ベストの形でコマがすすめられたと思います。
そのデンゼルに力をいれたからか、他のキャラの描き方がどうもステレオタイプになって
しまったのがチョビと惜しかったです。デュバルオヤジも出てるのに〜ううう。
『フェノミナン』ほど良くはなかったというのが正直な感想でした。意外によかったのが
J.ウッズ。『医療なんか分かるかい』という元MITは、『名誉が何だゴルフコースが何だ』と
いうシーンはいがったです
また、アメリカの保険システムはいいという意見に警告をうながすイミでの映画でも
ありました。日本でも骨髄移植者に対する保険対象外前払い金医療に対する
コラムが新聞に掲載され、必ずしも、こういった諸外国のマネだけでなく自国の
システムの見直しが出来なくて、何が保険だという考えがあります。アメリカの民間
委託保険制度は自動車を主に国内に入ってきてるんですが、実際、
自分の年齢や条件で査定してもらったらデンデン安くならないんですわ(--;)
『稼いで使ってる人間には割引がありますが、稼がない人間に割引しない』という
条件をつくりだす、『医療の沙汰も金次第』が見え隠れする、医療の現状を
かいま見た映画でもありました
コレかいてる今、地元の信金で立てこもりしてるんですわ。もうあきらめたんだろか・・・。
コレも銀行が前にお金を貸してくれなかったというものなんだけど・・・。
ラスト近くで『サーシャへ・・・』とつづった監督の娘さんへの思いが観客に
伝わったら・・・と思います。


シシリアン(1969)
 シシリアンマフィアのヴィットリオの野望はシチリア全島の征服、その手始めに警官殺しの
護送中のサルテを脱走させて今回の仕事に加担させる。サルテは前にヴィットリオと
組んだ事があり、その腕を見込んでのことだった
NYで開かれる展示会で使われる宝石の奪回を企んでいたが、何処で盗むかという事で
パリからNYまでの宝石を護送中の飛行機をハイジャックしてNYで盗むのが最初の
プランだった。
ヤマはサルテを執拗に追う警部ゴフ、ヴィットリオとその妻ジャンヌとサルテの三角
関係をも巻き込んでいく。全ての面々が飛行機に招待を隠して乗り込んで計画は
完璧のハズだったが、サルテの面がバレた。事は思わぬ方向へと進んでいく事になり・・・
(原題名:The Sicilian Clan(Le Clan des Sicilian)
 監督:
アンリ・ヴェルヌイユ
脚本:
ジョゼ・ジョヴァンニ
  出演:ジャン・ギャバン
(ヴィットリオ・マネレジ)
アラン・ドロン
(ロジャー・サルテ)
リノ・ヴァンチュラ
(ゴフ)
イリーナ・ドミニク
(ジャンヌ・マネレジ)
カレン・ブラグレモン
(テリーサ)
Review(*****)
 こういった『オトコのからんだオンナはホトンドどうでもええ、ケイパームービー』
に弱いのか、冒頭でサルテが護送車から脱走するシーンは『ソードフィッシュ』を
ギャバンとドロンが取引するシーンは『テーラ・オブ・パナマ』や『ザ・スコア』
『地下室のメロディ』が思いうかんでしまうという。お互いが『裏切られるかもしれない』
という緊張感を常にもちながらヒトヤマを賭けるという。そこにヘンなセコさがないのが
女性と違うところかもしれないです。
この時代特有の映画として、CGが無いというのがこれだけ人に訴えるモノがあるかというのが
クライマックスの『ジェット機着陸シーン』
サルテの面がバレてNYにいけなくなったと分った以上どこかに緊急着陸しなきゃいけない
この頃はジャンボじゃなかったら出来たのでしょうね、工事中の高速道路に着陸させるんですが、
着陸してるしなから道路が崩れるそのリアルさが今のCGでは伝わらないものではないでしょうか。
この頃ならではのフレンチノワールのビッグネームの三共演という、互いに譲らない
演技のせめぎあいもよし、もし最近のこの手の作品に『物足りない』ならコレはオススメす。


死刑台のエレベーター(1957)
元将校で開発事業会社に勤めるジュリアンは、社長の妻フロランスと
密会を重ねていた。そして彼女に頼まれついに、社長を自殺に見せかけた
完全犯罪をもくろむ。
一見成功したかに見えたその計画だったが、計画に使ったロープを
屋外にぶら下げたままだったことに気がついた彼がビルに戻った時、
歯車は狂いはじめた…
(原題名:Ascenseur pour l'echafaud)
監督:脚本:
ルイ・マル
原作:
ノエル・カーフ
出演:
ジャンヌ・モロー
(フロランス・カララ)
モーリス・ロネ
(ジュリアン・タベルニエ)
ジョルジュ・プージュリー
(ルイ)
ヨリ・ヴェルダン
(ヴェロニク)
リノ・ヴァンチュラ
(シェリエ警部)
REVIEW(***)
ルイ・マルが低予算にして若干25歳で作り上げたデビュー作であり、
M.デイビスのBGMでも有名になった作品。幌つきベンツ300SLやD社の
ライターやら、何となくココロをくすぐるアイテムモノも出て来る
この映画、そのベンツが若いカップルに盗まれてしまうところから
二つの一見何の接点もなさそうな話が続いて最後につながって
いくという。
途中で『もうええやないか〜』といいかけて『とばせ〜』モードに
なりかかったのですが、最後の最後で『そうだったのか』という
接点があって、やっぱり見ておいていがったと
完全犯罪のつもりが墓穴をほっていたという。また、一見クールな
J.モローが声だけでその『艶』を出している所に、グっときた
というか、ハリウッド女優では出来ないかも…
M.ロネもL.マルの作品外だとどうしても『成金の役』が多かったり
(コトにドロンとの競演作品(汗)ドロンに恨まれてんだろか)
したものの、コレは同監督作『鬼火』と同じく
彼の『当たり役』になったと思います。


シックスセンス(1999)
小児精神科医の第一人者であるマルコムは、学会からの受賞を受けた夜
かつての患者であるヴィンセントに不意打ちを食らってしまって以来
心に深い傷を負っていた。
それから、彼はヴィンセントと同じような症状をもつ、八歳の少年
コールを受け持つことになるが、コールは誰にも心を開かない。
離婚した母親は自分のことで手一杯の様子で、学校にもなじんでなかった。
しかし、コールにとって、そのことよりももっと重要な問題が
のしかかっていた。『死者の霊が見えてしまう・・・』ということ・・・
マルコムは死者におびえながら暮らすコールに、『死者の救いの声を
聞くんだ・・』と諭すのだが・・・
(原題名:The Sixth Sense)
監督:脚本:
M=ナイト= シャラマン
出演:
ブルース・ウィリス
(マルコム・クロウ)
ハーレイ・ジョエル・
オズメント
(コール・シェア)
トニー・コレット
(リン・シェア)
オリヴィア・ウィリアムス
(アナ・クロウ)
REVIEW(***)
コレが公開された当時、Aussieの友人が『ラストがわからん〜わからん〜
オレのアタマでは理解できん〜』とのたまっていたという(汗)
英語で公開されている映画を英語圏の人間が見ててわからんのかい(怒)
多分、途中退屈して居眠りこいてて、気がついたら終わりかかってたつー
ヤツだったに違いない(汗)
んでもって、ワタシとしてはラストは『そうだったのか』というよく出来た
『ゴーストスリラー』だったと思います。途中、キモいところもあったので
劇場で見るのはやめた映画ではあったのですが、(おいおい)
死者の霊が見えるという段から、コールの台詞にだんだん、真相がふくまれて
くるあたりが『なるほど』と『死者は見たいものだけみえる』とねぇ
だからドアはあかないとな、メニューもねぇ
あのコールの『望まない能力』も、いつかは消えるんではないかな、と思う私
何かに『手を差しのべる』ことが、コール自身が閉ざしていた『現実』への
扉をひらいていくのだから。


シービスケット(2003)
時は1910年のアメリカ、後に出遭うことになる三人の男たちは
それぞれの人生を歩んでいた。
チャールズはわずかな小銭を握り締め、自動車の成功に目をつけ
西海岸サンフランシスコへと旅立ち、数年後は『自動車王』として
その名をはせるようになった。
その一方で、馬の需要は減り、カウボーイのトムは馬の調教師として
ロデオショーの巡業の旅で各地を回っていた。
誰もが馬をあきらめたその頃、16歳の少年ジョニーは乗馬の才能を
開花させ、その腕を磨いていた、そして1929年の10月全てが変わった・・・

株価の大暴落により大恐慌が幕開けし、自動車の需要は減り、
失業者が街に溢れ、チャールズは従業員を解雇するばかりか、最愛の
息子をなくし、妻にも去られてしまう。
ジョニーは今まで育ったアイルランド系の家系を離れ、家族の糧に
競馬界へと預けられるが、最初が騎手としての才能をいかせず
賞金稼ぎのボクシングに手を染め、片目の視力をなくしてしまう。
'33年、禁酒法時代、人々は快楽を求めて国境近くのメキシコへと
向かった。そこでチャールズは後に、競馬のスポンサーとなる
  きっかけになる女性マーセラに出会い結婚を申し込む。
彼女にさそわれて20年ぶりに乗馬をした先で彼は、怪我をした馬を
一途になおすトムに出会った。
  『どんな馬でも役に立つ』その言葉にひかれた彼は、トムを調教師
として雇い入れる。彼らの目にとまった競走馬がシービスケットだった
名馬の血筋をひきながら、小柄で、闘争心がないだけの理由で、
お払い箱にされていた、サラブレッド・・・。
自身の勘で名馬と判ったトムであっても、シービスケットの調教には
難儀した。そんなある日、彼は競馬場で多勢に無勢で喧嘩をしていた
レッドを見かける。その姿はまさしく、今のシービスケットそのものだった
彼はレッドとシービスケットを引き合わせるのだが・・・それが
伝説の始まりになるとは思いもよらぬことであった
(原題名:Seabiscuit)
監督:脚本:
ゲイリー:ロス
原作:
ローラ・ヒルブランド
出演:
トビー・マグガイヤ
(ジョニー『レッド』ポラード)
ジェフ・ブリッジス
(チャールズ・ハワード)
クリス・クーパー
(トム・スミス)
エリザベス・バンクス
(マルセラ・ハワード)
ゲーリー・スティーブンス
(ジョージ『アイスマン』ウルフ)
ウィリアム H メイシー
(『ティックトク』マクローリン)

REVIEW(***)
横に『匂いモノ』食ってる例のネーチャンがいたからとか、『オマエもう少し身なり構えよ』
というのが気になって(おい)というのも別にして、姐さん、あまり感動できなかった
のが正直な感想でした。
何というか、前フリが長すぎる。それぞれの人物がシービスケットに逢って人生の
癒しの時を求めるまでに、どういう人生を送ってきたかという見せ方が、書き込みすぎた
キライもあるかもしれない。もうすこしさっぱり描いてもよかったなぁというのが
減点の理由です。モノホンのジョッキーであるG.スティーブンスの走りを大画面で
見ることが出来るというのは、競馬場へいった臨場感もあってよかったので、
それだけに惜しいかなと。
どんなにレッドが窮地に、追い込まれても、見捨てないハワードの姿勢に、この時代の
アメリカのたたき上げで財を成した金持ちの姿が見え隠れしました。
今は、チョっと役にたたなくなったら、『ポイ捨て』の時代の中、『チョっとぐらい
いいじゃないか』と誰かがいう、そんな時代。アメリカも大恐慌から立ち直る中
身なりだけでも仕立てのいいスーツを着て、気持ちだけでもよくしていた時代
まだあの大戦がなくて、本当の希望を求めていたころは、どんなのだったろうと。
キャスティングもそれぞれの今までやってきた役や個人のバックグラウンドが
どことなく出ていてよかったと思いやす。J.ブリッジスは『タッカー』で
幻の観音扉の車タッカーを売り出した社長以来の自動車社長で、C.クーパーは
実際に牛を飼っていたので監督にイロイロアイデアを持ち込んだという
トビーは、何となく役に自分自身を投影させている感じもした。
今まで演じてきた役もそうなのだけど、ヌケてるようでしたたかで、なのに孤独な
眼がいつもある。
原作者はモデルとなった登場人物やシービスケットが亡き後、これらに出会い
起き上がることも立ち上がることも出来ない病気の中でこれを書いたという
それら二つが共感をよんだのではないだろうか。



60セカンズ(2000)
『60秒で車一台が消えうせる』
伝説の車泥棒メンフィスはカリフォルニアにその名を
轟かせる、超レアな高級車しか盗まない上痕跡すら
残さない。が、六年前ある日突然姿をくらました
今、彼は足を洗い、北カリフォルニアで子供たちに
カートレースを教えている
そんな彼のもとへかつての仲間アトレーが悪い知らせを
持ってきた。
メンフィスの弟キップが車泥棒になったばかりか
冷酷で有名なカリートリの組織に雇われ50台の車を
盗む仕事の途中で警察にマークされしくじってしまった
カリートリの要求は四日以内に50台の車を集めること
さもなくば弟の命はない・・・
弟の為を思ってやめた泥棒家業がアダになった・・
メンフィスは、かつての仲間を集めだす。
今は自動車工場を経営し、最も信頼をよせるオットー
教習所の教官をしているドニー、死体安置所で働く
スフィンクス、そして・・・イタリア車の専門で
昼は整備工夜はバーテンダーとして働くスウェイ・・・
六年前突然姿を消したメンフィスをスウェイだけは
 赦してはくれなかった。
彼女が加わらないまま作戦は進んでいく。
前のように、盗む車全てに女性の名前をつけ、
下見に一日、仕込みに一日、最後の一日で一気に
盗むというものだった。
そんな折、何かの役に立ちたいとキップが仲間を
連れてくるが、足手まといだと突き放すメンフィス。
オットーになだめられ、その場を何とか取り繕うが
さらに、スウェイも現れた。
これで伝説のメンバーは揃ったも同然・・・
タイムリミットは後24時間・・・
(原題名:Gone In Sixty Seconds)
監督:
ドミニク・セナ
原作:
H.B.ハリッキー
脚本:
スコット・ローセンバーグ
出演:
ニコラス・ケイジ
ランダル
'メンフィス' レインズ
アンジェリーナ・ジョリー
(サラ
'スウェイ' ウェイランド)
ジョバンニ・リビシ
(キップ・レインズ)
ロバート・ヂュバル
(オットー・ハリウェル)
クリストファー・エクスレンストーン
(レイモンド
ヴィンセント・カリートリ)
デルロイ・リンドー
(ローランド・キャッスルベック)
ウィル・パットン
(アトレイ・ジャクソン)
チ・マクブライド
(ドニー)
ビニー・ジョーンズ
(スフィンクス)
REVIEW(****)
'74年に公開された『バニシングIn60セカンズ』をベースに
原作者H.B.ハリッキーの元で偶然にも撮影技師経験を積んだ
D.セナがメガホンをとったもの。
ブラッカイマー映画+セナの映画というのもあってか
人物描写には、かけるきらいもあるのだけど、カーアクションと
撮影プロセスに重点を置いてるという点に、おいてコレは
DVDのプロダクションノートを見たほうがいいかもしれない
主役のエレノアことシェルビーは11台のレプリカを用意し
エンジンのついてない牽引用、スタントマン専用などがあった
んでもって盗まれる50台の車選びに携わった中には実在の窃盗犯も
ちなみに彼は『コン・エアー』の取材の時に使ったムショに
いたという折り紙つき(汗)
ちなみにシェルビーつーのは日本でいうとこの『無限』みたいな
モノでスペシャリスト。ボスは元レーサーのキャロル・シェルビー。
心臓の病でレースが出来なくなってからはチューンドカーに専念し
そのウワサを聞きつけたフォードが彼に改造を頼んで作り上げたのが
シェルビーGT500・・・エレノアなワケである。
そういうイワク因縁つきのクルマをナカナカ盗めない
盗もうとするたびに死にかけても、まだ欲しいってのが
『すぐにつかまるオンナは面白くない』というオトコの本音も
含まれてる気がして面白かったです。
それが空中飛ぶわ、どないなるコトかと(汗)
アンジーもブロンドに染めるとダークになる感じというのが
またグー。心の中に持ってるものに、『甘え』がないからでしょうね
やっぱり惜しむべきは人物描写か〜つーワケで星三つ。


世界で一番パパが好き(2004)
オリーは、有名なミュージシャンをクライアントに抱える
有名なパブリシスト。最愛の妻ガートルードとマンハッタンを
見下ろす豪華なアパート。でもそれは娘の誕生と引き換えに
妻が死んでしまうという不幸でオリーの人生は一気に失望と
 怒りの底へ落とされてしまう。
ついには、その当てつけでウィル・スミスの前で暴言を吐いたとして
クビどころか、この業界のどこにも雇ってもらえなくなるのだった。
仕方なく、オリーはジャージーの田舎町で公共サービスをしている父親
の元へ荷物を纏めて帰ってくる。父親は同居の条件に
『毎晩娘を寝かしつけること』と言い放った。
『オマエは母さんの形見だ、これからはいい父親になる』
生後一ヶ月の娘に、妻のニックネームだったガーディーとなずけ
オリーのシングルファーザーの旅ははじまった・・・
それから数年・・オリーは物心ついた頃から、ブルーカラーの父親で
いつも公共清掃車で送迎にきてくれるお父さんだった。
レンタルヴィデオ店で、こっそりAVを借りてるのを店員の大学院生
マヤに見られてバツの悪そうな顔をしていたオリー。
マヤはオリーがシングルファーザーと知ると、今までの無礼を
謝るのだった。
が、そんなオリーがキレイサッパリと憧れのNYを忘れたはずもない。
以前の会社に勤めていた同僚アーサーにコネをつくって何とか
面接だけでも受けるようにしたのだ。
『コンドこそNYに戻るぞ』と意気込むオリー。
が、この日はガーディーの学芸会の日だった・・・ガーディーをマヤに
任せて自分はNYへ飛んだオリーを待ち受けていたのは・・・
(原題名:Jersey Girl)
監督:脚本:
ケヴィン・スミス
出演:
ベン・アフレック
(オリー・トリンキ)
ラクエル・カストロ
(ガーティー・トリンキ)
ジョージ・・カーリン
(バート・トリンキ)
リブ・タイラー
(マヤ)
ジェニファー・ロペズ
(ガートルード・ステイニー)
ジェイソン・ビックス
(アーサー・ブリックマン)
ウィル・スミス
(本人)
マット・ディモン(PR)
ジェイソン・リー
(PR)
REVIEW(***)
監督の実体験を元に作られている話で、元々はマットにオファーされていた
話が『ボーン〜』シリーズの撮影で多忙な所からベンに主役が
回ってきたという経緯。『オムツをかえるオトコのハナシって
どうだろう』という案をつけたしたのは実はマット。
『オリー』という名前は監督もいくつかストーリーを書いたという
DCコミックのスーパーヒーロー『グリーンアロー』の中から
でもって、ジェニロペがキャスティングされてるのにチラシにも
どこにもジェニロペのコメントないじゃない、ってのは
この映画公開前に二人が別れちゃったから(涙)
向こう版のチラシにも別バージョンがあってそれにはベンアフのヨコに
ジェニロペが写ってるし、そもそもこの映画、彼女の役には
ジョーイ・ローレン・アダムスをキャスティングする予定がベンアフの
推薦で彼女になったという話、しかも結婚式(コレがキレいなんだな)
のシーンまであるのに、デリートされちゃってるという(号泣)。
DVDではデリートのシーンでもいいので入れてほしいぞ、このシーンは
その他にもJ・ビックスの役をはじめは『あの頃ペニーレインと』で
怪しいバンドマンを演じたJ.リーがオーディションを受けていた・・・
というのは、オイ!イメージが違うだろう!という(爆)
それはさておきストーリーは、ホトンド判りきったもので
W.スミスが出てきて、こうなってああなってってのも『いかにも』で
この助演の女の子がイマイチカワイイのかナマイキなのか判らない・・・
のがどうも『ぬるま湯』状態で(爆)D.ファニングのような子役を最近
見てしまった後では、もう少し反抗的で泥臭い子役の方が適役だったかも。
一番役としてハマっていたのはおじいちゃん役のG.カーリン。
さすがのベンも彼の前では立ち消え状態だったかもしれないです。



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