007/ダイ・アナザー・デイ(2002)
北朝鮮の国境近い非武装地帯ーここでダイヤモンドと引き換えに
武器密売を行っているムーン大佐抹殺の為にボンドは密輸商人に
なりすましサーフィンで密入国するが大佐腹心の部下ザオに正体を
見破られ、14ヶ月にわたる監禁を強いられた末、人質交換でようやく
自由の身となったが彼を待っていたのは、"00"の剥奪だった。
面目にかけて、ボンドは香港に飛びザオがキューバで遺伝子治療を
しているという情報を手に入れ、飛ぶ。そこで彼は美しいNSAエージェント、
ジンクスと出逢うのだが、2人はそのとき互いの標的が同じであることは
知らなかった。あと一歩の所でザオを追い詰めたボンドだったが、逃げられ、
ジンクスの足取りもつかめずとなってしまう。手がかりはダイヤモンドのみ・・・。
そのダイヤには刻印があった。北朝鮮産に見せかけて実はアフリカ産のもの
であるこのダイヤ・・・この刻印を持つダイヤはここ一年でダイヤモンド王に
なったグスタフのもの。そこで彼はグスタフの秘書ミランダにあう。
彼女は内密にMI6に通じていた。誰がボンドの味方なのか、
勝利の女神はどこに微笑むのか,人工衛星イカルスが空にその姿を
ひそめる中、死へのダイスは振られたばかりだった。
(原題名:Die Another Day)
監督:
リー・タマホリ
脚本:
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
出演:
ピアーズ・ブロスナン
(ジェームズ・ボンド)
ハル・ベリー
(ジンクス)
リック・ユーン
(ザオ)
トビー・スティーヴンス
(グスタフ・グレーブス)
ロザムンド・パイク
(ミランダ・フロスト)
ジュディ・ディンチ
(M)
ジョン・クリース
(Q)
 
REVIEW (**)
ハルがでてなかったら『金かえせ〜!』と叫んでてもおかしくない・・・
つー出来だったような(汗)
いやはや、この映画が公開されていた時にTVでブチブチにカット
されていた吹替(ベストキャストでない)『ゴールデンアイ』をやってた
のだけど、そっちのほうがずっと面白かったつーんだから、『マジかよ!』と。
ピアースもCGによっかかって『そんなシーンありかよ』というパラシュートサーフィンも
でて来るし、これにはパクった『トリ○ルX』あたりもコシ抜かしたかもしれないわ。
悪役はブサいし。男女共々ブサい悪役の007って見たことないんだわ〜(涙)大抵、
どっちかがいいんだけどね、『ゴールデン〜』なんて悪役がビシバシによかったしねぇ。
こういうのって悪役ブサいと主役霞むしね。オトコはコメントのしようもないので、
ボンドガールの方のR.パイク〜。何か役不足だ(--;)えばってもハルにラストで
『bitch』じゃぁなぁ。『オトコに二股かけるのに十年はやいんだよ(怒)』の
アレだねぇ。ははは。悪役で一人ガンバってたのが『ワイルドスピード』から
磨きのかかった、リック・ユーン。
ブッキー系の悪役に関しては 『The World Is Not-』のR.カーライルより
点が高かったかもしれない。悪役意外のアクションが見たいです。
Qの発明も、だんだん工夫がなくなってきてるしなぁ・・・。
007、J.ウーやJ.マクティミャン、T.スコットなどが監督したがってるそうで、
キャスティングディレクターや脚本家もかなりの有名ドコロがでたがってるそうな。
でもどういうわけか新人発掘にこだわる、プロダクションの意向のため色んな
面がおじゃんになってるという噂もあり。
チョイとここら辺で懐かしの冷戦を匂わせるきちんと緊張した、ハナシつくりと、
悪役陣を持ってきてほしいです。ブロスナンだっていつ引退するかわからないし、
ブロスナンの後ガマが全く決まってないという現状なのだから。


大統領の陰謀(1976)
ニクソン大統領辞任のきっかけとなった
『ウォーターゲート事件』をベースとした映画。
'76年 6月。ニクソンは第二期大統領選挙を戦っていた最中に
民主党の本部に盗聴器がしかけられる事件がおきる。誰もが
最初はただの事件と思っていたことから,大統領の配下に
黒幕のいる共和党による選挙妨害事件と、推定したのは、
ワシントンポストに入社してまだ9ヵ月の記者ボブだった。
彼の着眼点はいいが、書き方のマズい文を推敲しなおしていく
カールは16の時から新聞社にいる古株。2人は、上司の
一言でウォーターゲート事件の捜査を任されることとなった。
政府関係者の殆どは口止めされていて、あらゆる手段を使っても、
取材に応じない。頼りになるのは、ボブが入手する闇情報だけだった。
その情報主は『金の動きをさぐれ』 という、闇にながれた
政治資金は、どこへ消えたのか、CIA,FBI,事件は
ホワイトハウスまでも巻き込もうとしていた。
(原題名:All The Present's Men)
 
監督:
アラン=J=パクラ
脚本:
カール・バーンスタイン
ボブ・ウッドワード
(原作)
出演:
ダスティン・ホフマン
(カール・
バーンスタイン)
ロバート・レッドフォード
(ボブ・ウッドワード)
ジャック・ウォーデン
(ハリー・ローゼンフェルド)
ハル・ホルブロック
(ディープ・ソート)
 
REVIEW (****)
静かにはじまるオープニングでヤケに『ジミだわ〜』という印象の
強かった映画ですが、中盤あたりでレッドフォードが闇情報を
頼りにしだすトコロからぐいぐいと引き込まれていきました。
同監督の『ペリカン白書』でも同じような印象だったわ〜。
一気にぐぐっと、ジミな題材でも人をもっていく力があるというか。
レッドフォードやホフマンもまだ若くていがったです。
この映画の作りにアジを占めたのか、ホフマン,これ以降の
シリアスモノは『マッドシティ』や『靴のない天使』のような交渉モノに
なってしまったという。
モノホンの題材を扱ってるだけあって、説得力もありますし、
新聞社の様子が刻銘に描かれているトコロもまたいいです。
いつでも『動いている』職場であることというのがね。で、
必ず『アシでネタをつかめ〜バカモノ〜』というシチュエーションは
政治関係のお約束でもあったり。
政治的圧力をかけられてマスコミに本当のことが話せないという
設定の周りの脇役がなおいっそう物語を引き立てています。
主役ばかりガンバってても、その主役をささえるモノがないと。
最後に闇情報から黒幕の正体を聞きだしたレッドフォードが、
ネタを喋らずにタイプの音もバレないように、音楽を最初に
かけてから、今聞いてきたことをタイプしてホフマンに伝える
シーンは名場面ではないでしょうか?また、『ペンは剣よりも
強し』というコトを感じさせてくれるラストでもあります。
'03年のアカデミーでM.ムーアが『どうしてあんなコト
(スピーチをいった)したんですか』と聞かれて、
『アメリカ人だから』と答えたシーン。ナンだかこの映画に
つながるような。だって、自国のヤバいことを
責任もってアバけないとヤバいっしょ?


タイムトラベラー〜きのうから来た恋人〜(1998)
時は'62年のアメリカLA郊外、JFKがまだアメリカ大統領だった頃
彼の死後『よき時代』とよばれた頃、偏屈で共産主義嫌いの
発明家カリヴィンは家で盛大なパーティーを開いていたが
その最中に、JFKの公式演説でキューバ危機を知らされ、
何もそこまで、とあきれる客人の言うことも聞かず、客人を
追い返し、身重の妻と共に自慢のシェルターに入ってしまう。
核爆弾が落ちたのではなく、軍用機がツっこんだだけの
ウェーバー邸だったが、シェルターのロックは勘違いして
35年・・・地上から放射能が消える時間まで開かなくなってしまった
そういうしてる間に、子供が生まれ、アダムと名づけられ
生簀付、スーパーマーケット付、毎日ペリー・コモの音楽の
流れるアナログッチックな生活の中でアダムは紳士的と
いうか古典的に育てられた。
35年の間に、ウェーバー家は、くたばったと思われている世の中で
家の跡は軽食屋になり、バーになり、35年たつとゴミためと化した。
そして、先に偵察に出てダウンしたカルヴィンの代わりにアダムが
出て行くコトにする、いきついたカードショップで出会ったイブに
あきれられつつも、アダムは街を案内してもらうことにしたのだが
(原題名:Blast From the Past)
 
監督脚本:
ヒュー・ウィルソン
共同脚本:
ビル・ケリー
出演:
ブレンダン・フレイザー
(アダム・ウェーバー)
アリシア・シルバーストーン
(イブ・ラストコフ)
クリストファー・ウォーケン
(カルヴィン・ウェーバー)
シシー・スペイセク
(ヘレン・ウェーバー)
デイブ・フォーイ
(トロイ)
ジョーイ・スロトニック
(軽食屋の店員)
 
REVIEW(*****)
何回見てもオモシロかったのにレビューに取り上げる機会がナカナカなくて(おい)
いや、前に取り上げたかもしれないのに、ファイルがどっかいってるだけかも
ホントに何回も見てるもの(笑)
35年もイカれたオヤジのアブない鶴の一声で閉じ込められて、出てみたら
ジブンの家の周りはおっかねーコトになっとるわ、あのエレベーターが
イチイチあがってくるものだから、『エレベーターに近寄るな〜』と
カルト宗教はやっちゃうわ(爆)同じセットなのにあの家の跡地にたったのが
軽食屋からゴミためにかわるシーンは、大道具さんの腕に爆笑ざんす。
んでもって、アダムちゃんがオヤジの代わりに地上に出て行くときあの
上に着てるジャケットが毛布から作ってもらったモノだから、寝込んでる
オヤジとのショットになると、かけ毛布と上着が同化して、可笑しい(爆)
そんなもんフツーは同化しねぇよとか、オカンがS.スペーセクつーのもあって
『お約束』のお叫びシーンもあったりして。
こういうブっとんだ役をやらせるとブレンちゃんの右にでるものはいないんじゃ
なかろうか(汗)どう考えてもオカシイことを大真面目にいってるあたりに
ブブっときてしまう。
いやぁ何回みてもオモロイだす。C.ウォーケンもウマいわ、イカれた役を
ヤラせたら嬉々としてるような気もする。
意外にもゲイのウェブデザイナーが恋の架け橋になるのがまたいがったすねん


太陽が知っている(1968)
落ちぶれたコピーライターのジャン=ポールは、休暇を過ごすために同棲している元記者のマリアンヌと
南フランスの別荘へきていた。そこへ、マリアンヌのかつての恋人でレコード会社のプロデューサーの
ハリーが娘ペネロープを連れてやってくる。
若い頃に出来た娘を自慢し、夜になると、取り巻きをつれて、どやどやとやってくるハリー。
ペネロープは、ジャン=ポールにハリーは最近突然現れて、自分を自慢の種のためだけに連れまわしてる
ことや彼はマリアンヌをとりかえしに来ることを言った。
そして、ハリーは、ジャン=ポールが自分にはつれないペネロプが彼には心を開くのを知って、
そそのかすつもりならムダだという、すると・・・
(原題名:La Piscine)
 
監督:
ジャック・ドレー
脚本:ジャン・エマニュエル・コニル
出演:
アラン・ドロン
(ジャン=ポール)
ロミー・シュナイダー
(マリアンヌ)
モーリス・ロネ
(ハリー)
ジェーン・バーキン
(ペネロープ)
 
REVIEW(**)
なんつーか、ドロンの半生をそのまんま、映画化してるような気がする(汗)
ドロンと後に映画を作るコトになった『フランスのヒッチ』といわれたJ・ドレーのデビュー作
なんだけんど、『ボルサリーノ』のテンポのよさから比べるとこりゃなんじゃぁ?という
前半は『どうしてドロンはロミーを振ったか』というのをドキュメントタッチで追ってる
ようだったし。バーキンの現れ方がドロンの生涯におけるナタリーがあわられてきたアレに
似てるといえば似てるのねぇ。はぁ。結局ドロンは『自分の夢をオレのキャリアのために
台無しにする尽くす才女』はダメだったんだろうなぁ。どっちかってと『ガツんとやる姐さん』
タイプのナタリーにひょろろと気がいってしまったのでしょうね。
気になるのがなしてロネはいつもドロンの映画の中では『太陽がいっぱい』以来憎まれ役
なんだろう??そんなにキライか?資産家の息子・・・ドロンはボンビーだっからコンプレックス
だったんだろうか・・・。そして殺人事件になっていくワケでしゅが、撮影当時、彼自身に
殺人容疑がかかってました。ので裁判所に出廷しながらの撮影。
まさに『ドロンの人生ドキュメンタリー』でも、長い(汗)ファンでない人がみると単なる
『眠りそうなサスペンス』というので、この点数です。
 


タイタンズを忘れない(2000)
時は'71年、ヴァージニア州の田舎町アレキサンドリア
ここにも公民権運動の波は『高校統合』という形で押し寄せてきた
州初の黒人白人統合校T.Cウィリアムス校にフットボールチーム
『タイタンズ』が設立され、長年コーチを勤めてきたウィルに
代わり歴戦の記録を持つ黒人コーチ、ハーマンが雇われる
最初は彼に反発する動きもあったものの、表面上はビルに
アシスタントとして残ってもらうことでその場はおさまったかに見えた
しかし、チームメイトは以前として対立したまま、ハーマンは
そんな彼らを独立戦争の場、ゲティスバーグへと連れて行く。
『ここは南北戦争の決戦場だ、五万人の人間がここで死んだ
それと同じ戦いをわれわれは今も続けている・・・憎しみが兄弟を
殺した、家族を奪った、互いに敬意を持て、きっと今よりも
人間らしくなれるはずだ』・・・それから彼らは徐徐にではあるが
変わる兆しをみせていった。カリフォルニアからきたクォーターバック
『サンシャイン』ことロニーの加入もあって、チームは
結束を固めていく。しかし大人たちの偏見はまだ根強く残り
いく先々でさまざまな妨害にあうのだが・・・
(原題名:Remember The Titans)
 
監督:
ボアース・イエーキン
脚本:
グレゴリー・アレン
ハワード
キャスト:
デンゼル・ワシントン
(ハーマン・ブーン)
ウィル・パットン
(ビル・ヨースト)
ウッド・ハリス
(ジュリアス・キャンベル)
ライアン・ハースト
(ゲリー・バーティア)
キップ・パルデュー
( ロニー”サンシャイン”
バス)
ドナルド・フェゾン
(ピーティー・ジョーンズ)
ハイデン・パネティエーリ
(シェリル・ヨースト)
 
REVIEW(****)
実話を元に映画化した、久々の秀作で、ビル監督の娘シェリルは
'98年に35歳の若さで心臓病によりこの世を去り、この映画を
彼女の娘たちに見てもらい・・・という一心で作られた映画かもしれない
デンゼルが一枚噛んでるというのもあって『ノー天気大当たりプロデューサー』
J.ブラッカイマー色が『コヨーテ〜』のように出なかったのも
よかったのかもしれない。
フィルムの中に挿入されている16mmフィルムはキャストで
白人グループのリーダーを勤めるライアンと撮影監督の共同作品
なのだとか。若手キャストの中核となるキップが名門イェール大の
クォーターバックという経歴を生かしただけでなく、ライアンの
映画監督希望も生かしているところも、何気に『タダのステレオ
タイプの兄ちゃん軍団』に終わらせないようにしている所
かもしれないです。
チームの中での蟠りはなくなったから、白人オンリーの酒場へ
レッツラゴーって(汗)おいおい、あの当時でそりゃムボーじゃ
という所や、あからさまな試合妨害だの、ナンをいうなら
『実話を美化』でなく『もう一ひねり』ほしかったかな、て
とこかも。
Steamの『Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye』が
こんなに哀しくも意味をもつ映画もないのではないでしょうか。


タイムマシン(2002)
時は1899年、 大学で教鞭をとる若き科学者アレキサンダーはドイツ人の
美しい帳簿係のエマに結婚を申し込むつもりだった。教鞭をとってはいるものの、
裕福ではない彼は婚約指輪にダイヤモンドを買う余裕すらない。
彼女の誕生石のムーンストーンの指輪をコートにしまい、彼女に逢いにいく。
彼女が満面の笑顔で受け取ってくれたのも束の間、金銭目当て暴漢の銃弾の前に
エマは命を落してしまう
失意のどん底から、アレキサンダーは長年の研究でもあった、タイムマシンの研究に
没頭しだし、誰にもあわなくなった。
そうして四年後ついに、完成の日の目をみたマシンで、彼は運命の『あの日』へと
旅立つが、彼女には違った死が待ち受けていた。 『千回戻れば千通りの死が・・・?』
その答えを求めて、アレキサンダーは未来へと旅立つ。
そこで待ち受けている数々の事件が彼の人生を劇的に変えていく事になろうとは、
彼は思ってもいなかった・・・(原題名:The Time Machine June 31 2002 Up-dated)
監督:
サイモン=ウェルズ
原作:
H=G=ウェルズ
デヴィド・ダンカン
出演:
ガイ・ピアース
(アレクサンダー・
ハーデゲン)
シエナ・ギルビー
(エマ)
サマンサ・マンバ
(マーラ)
ジェレミー・アイアンズ
(ウーバー・
モーロック)
REVIEW(**)
実をいうと中学の時に原作本をボロボロになるほど読んでいて、
もう筋書き覚えちゃったもので,どんなんになるのかな〜というのと不安だな〜
というのがいりまじってました。いや、これと『地球幼年期の終わり』は映画化
ヤバイな〜と思ってたし・・・主役が『メメント』をやったG・ピアースでなきゃ
ちょっとみるのは考えたかもしれない、うん、ヒューたまが主役だったらやめたかも
むむ、アタシがG.ピアースがお好みタイプでないというのは、このレビュー読んで
くださってるオカタのナカにはご存知の方もいらっしゃると思います〜、なのに、
結構みてる、困った俳優だわ
『気がついたら未来に来ていた』型のタイムトラヴェルモノは多いものの、
この映画のよかったトコは,あのアールデコ調のタイムマシンが作動して
どのようにタイムトラヴェルするのかというのがヴィジュアルでCG駆使して
みれるところでした。やたらいらんとこにCG・・・というより遊びゴゴロある感じで。
話の前半まではあらすじどおりでいがったものの後半は・・・多分見る人によって
意見真っ二つに分かれる映画になると思います。
ネタバレになっちゃうんですが、俗にいうとこの『未来になったら地球崩壊』
というタイプ。そこで原作だと納得いくように終ってる(とはいっても『どうしようもない』
という絶望のカタルシスがはいってる)ものの、映画だと『オマエはそのハッピーエンド
でいいのか!』で・・・
『タイムマシンを作った以上時代を劇的かつ役にたつ方向+ジブンの
気が済むように変えないとイヤだった』・・・のでしょうなぁ。原作を読んだモノとして、
日本サンライ○系のアニメや少年○ンデー系のマンガや朝日ソノ○マ文庫あたりの
SFに多大な影響を与えたんじゃなかろうか・・・と思うぐらいこのオハナシの骨子の
パクリはおおい・・・です。
途中でハナシがいきなり脱線していきなりもどる、すごいパターンのSFなので
星はあえて、辛くして減らしました。個人的な見解だと三つなんだけどね。


タッチ(1996)
ジュベナルは、アルコール中毒患者のボランティア施設で
ひっそり身を隠すように、働く若者。
それは、彼が『人を癒す力』を持っているからだった。
それだけでなく、彼は人を癒す時、手のひらと胸に聖痕を
負ってしまう。それを知られまいとしていた。
が、ある時、盲目の女性を癒していた所を、詐欺師のビルに
見つかり、ビルは彼で一儲けしようと企む。
ビルもビルで詐欺師という経歴がジャマして彼に近づけない。
そこで、彼は、知人の音楽プロモーターのリンを使って
彼に近寄るように言う。
最初は、渋々引き受けた彼女だったが、ハンサムな彼と
たちまち恋におちてしまう。
そうとも知らずに、ビルは、ジュベナルのTV出演のハナシやら
自伝出版やらを、TVホストやゴシップライヤーやアヤシイ宗教教祖
まで巻き込んで、儲けようとハナシをふくらませていた。
が、彼の思惑通りに全ては行くわけもない。
ジュベナルの力は、リンに恋したそのときから薄れていっていた・・・
(原題名:Touch)
監督:脚本:
ポール・シュレイダー
原作:
エルモア・レナード
出演:
スキート・ウーリッチ
(ジュベナル)
ブリジット・フォンダ
(リン・フォルクナー)
クリストファー・ウォーケン
(ビル・ヒル)
ジーナ・ガーション
(Dデブラ・ルサンヌ)
トム・アーノルド
(オーガスト・マレー)
ジャニーン・ガファーロ
キャシー・ウォーシングストン)
ポール・マザースキー
(アーチー)
ロリータ・ダビドビッチ
(アトワネット・ベーカー)
REVIEW(****)
可笑しくて、温かで、胡散臭くて、クールで・・・
『正反対の要素』が味わえながらも、逆転劇に
驚かされて、『いい映画を見た』という気にさせて
くれる映画・・・少なくなりましたねぇ〜。
キャラもE.レナードだけあって『ヒネってる』のを
生かしてるキャスティング。ウォーケンオヤジが
出てきたあたりから『くるぞくるぞ〜』なんて
思っちゃう。
脇役が、そろいも揃って、胡散臭くて食わせ物
なのに、イノセントなジュベナルの前に、空振りして
しまうあたりが、今までのレナード作品とは違うものの
普通のロマコメに見飽きた方には、オススメざんす。
このコロ『ポスト・ジョニデ』といわれていた、S.ウーリッチ
今はいずこ(号泣)



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