トム・クルーズ〜栄光の彼方に〜(1983)
ステフはペンシルバニアの寂れた鉄鋼町の高校に通う花形フットボウラー
いつかこの町を出るためには、名の知れた学校との対戦試合で勝ち、
有名校のスカウトの目にとまり、奨学金をもらうこと。
 そのためにはガールフレンドのリサのこともお預け状態なまま。
同じように生き残りをかける野心的なコーチ、ニッカーソンとは、ことごとく
対立し、また彼らは同じように、次の試合、名門校ウォルナッツ高校との
親善試合に、自分たちの生き残りをかけていた。
ステフは親友のブライアンから、試合直前にガールフレンドを妊娠させて
しまって奨学金がだめになってしまうと告げられる。『こんな小さな町で
父親になるのか』と利己的になじるステフ。
そんな彼を戒めるかのように、試合はいいところまで追い詰めることが
出来ながら負けた。その罪を選手になすろうとする、監督に反論したために
退部扱いになるステフ。奨学金の道は閉ざされた。
タダの体育教師に運命を決められていいのか・・・そして自分の判断は
正しかったのか・・・ステフにチャンスは、もう一度まわってくるのだろうか・・・
(原題名:All The Right Moves)
監督:
マイケル・チャップマン
脚本:
マイケル・ケイン
出演:
トム・クルーズ
(ステフ)
クレイグ.T.ネルソン
(ニッカーソン)
リー・トンプソン
(リサ)
ポール・カラフォッツ
(サルブッチ)
クリストファー・ペン
(ブライアン)

REVIEW(**)
『'80年代版バーシティブルース』という感じの、『クルーズ劇場未公開作』
これだけハナシがダレてたら、ヴィデオになったのがうなずける〜。
コレでどこが見る『価値』があるかというと『もう見ることができないだろう』
『クルーズの青春モノ』がみれるつーコトかもしれない。
冒頭のシーンでトップレスでプッシュアップしてるアレは、もう本人に頼んでも
やってはくれんだろうし、・・・そのたモロモロ『もう本人に頼んでもやってくれんだろ』
という『いかにも'80年代』なシーンのテンコ盛り。
着てるのもレスリング体型のキワだつ、あのジャンパー+Gパンだしぃ(爆)
C.ペンとの共演つーのも見られんだろうなぁ。あ、さっきからアタシってば
ストーリーのこと何にもかいてないわ。だって『ストーリー』ってあんまり
ねぇもんなぁ・・・このハナシ(汗)『イナカの兄ちゃんの出世ハナシ』
とヒトコトでいっちゃうとアカンのであらすじをのばしたんだけど〜。
デビュー当時からクルーズみてるモノとして、この頃のクルーズみると
ホント、なんだかホっとしちゃう。今は『別人』みたいだものねぇ。


トゥルーマンショー(1998)
『おはよう、こんにちは、そしてこんばんわ!』いつものように始まる平凡な
保険会社員トゥルーマン・バーバンクの日々・・・が知らないのは彼だけ。
ジブンの人生が生まれた頃から全世界にナマ中継されているという事実を。
回りをとりまく全ては、寸分狂わぬよう作られた作り物。だから恋する相手も、
決まってて、死んじゃった人間は生きて帰ってこないのもお約束。
そんな彼の毎日にヒビが入ったのは、空から降ってきた照明器具だった
何でこんなモノが?しかもソレって『○○座』なんてかいてある。
それからというもの、今まで彼の目にとってごく『当たり前』に映っていた
光景は、チョいと彼が違う行動を起こした途端、おかしくなることが判明
生き別れたハズの父親はホームレスになって街に現れてるし、ラジオの回線は
狂えばミョーな電波が?その時ふと彼は思い出した、大学時代のほのかな思いを
まてよ、アレもヘンだったな、彼女は言った『この街みんながでっちあげで、
貴方が会う人間も喋る人間も決まっている』と。偶然にも、ハートがときめいた
彼女は『しゃべってはいけないエキストラ』だった。そして彼女、ローレンこと
シルヴィアはいった『フィジーへ行く』と。
『フィジーってどこだろう?』トゥルーマンの前に立ちはだかる壁は・・・?
(原題名:The Truman Show)
 
監督:
ピーター・ウィアー
脚本:
アンドリュー・ニコル
出演:
ジム・キャリー
(トゥルーマン・バーバンク)
エド・ハリス
(クリストフ)
ローラ・リニー
(メリル)
ノア・エメリッヒ
(マーロン)
ナターシャ・マケルホーン
(ローレン/シルヴィア)
REVIEW(****)
ロングランしたギャグマンガなり、国民的アニメのラストを見たことがあるだろうか
もしくは『コレってどうやってオチをつけるつもりだろう』と心配したコトが
ないだろうか。あるモノは、脇役の一人の想像のオハナシでした・・・という唖然とする
オチだったり、あるモノは実は寝たきりの子供の頭の中で考えてることだった・・・という
絶望のカタルシスが入っていたり・・・なまじロングランしてるものが一番いい形で
終わるには?という監督なりの答えと、現実世界のこういう『ショー』は主役が
降板しても、また探してくるというメディアへの批判も込めた作品だったと思います
ショーに出てくるもの全てが通販で買えるというタイアップや、役者とのモメ事、
そして『ショー』が終わったその時に本当の『トゥルーマン』の人生は始まるという
ジムは、一度悩み始めたら止まらない『ハムレット』のような性格の一面も生かし、
トゥルーマンを演じきったのに、何でイマイチの批評だったのでしょうねぇ、
こういう『オトコマエ』みるとつくづく『惜しい』と思うのよ〜。R.ウィリアムスの
シリアスは見たくないけど、ジムのシリアスは、今のトコ、ジャンル的に間違いない
路線をいってくれてるので嬉しいです。それもこれも彼がJ.ステュワートを目標に
掲げてくれてるオカゲでしょうね〜(おいおい身びいきはいってるって)
エドさまは、いつもながらの威厳あるシブみのあるプロデューサーはよかったです
プロデューサーやスタッフがこのショーを『プログラム』と呼ばず『ミッション』
と呼ぶあたりにいかにこの『ショー』が巨大なものかもアピールしていたかに
みえます。


ドラムライン(2002)
アメリカ人にとっての『マーチングバンド』は
『ハーフタイムこそ戦場』である・・・。
今やグラミー界の常連プロデューサーとなった
ダラス・オースティンの半自叙伝的映画
NYのハーレムの母子家庭で育った、デヴォンは別居中の
父親から音楽の才能を受け継ぎ、アトランタにある名門
A&Tの奨学金を貰う。彼と同じ新入生にはさまざまな
社会的階級が居る中、すぐに彼らは打ち解けた。
A&Tはマーチングバンドの名門校でありながらリー監督が
『マーチングバンドの基本』を追求して以来、ライバルの
モーリス・ブラウン大に負け越している。
向こうは有り金を使い、派手な演出とHip-Hopなど現代的な
音楽センスで勝ち抜いていた。さらに問題となりつつあるのが
デヴォン自身だった。
母親思いで、友人にも気を配る彼は、同時に自分の腕に
自信を持ち、一度聞いたスコアは全て暗記し、それが
つまらなければ、アドリブを加えてしまう。
伝統的なマーチングバンドを目指すようにリー監督から
いわれてきたチームリーダーのショーンにはただの目障りで
しかなかった。
より優れた、ドラムラインを作るため、新入生を篩いにかける
ショーン、その中でもデヴォンは腕のよさで生き残った。
チアリーダーのライラとの関係もうまくいっていた頃、
デヴォンは楽譜が読めないことが発覚。奨学金を貰うときにも
嘘をついていたのだった。リー監督はドラムラインを辞めるように
いうが・・・
(原題名:Drumline)
 
監督:
チャールズ・ストーン三世
脚本:
ティナ・ゴートン
シスム
シャウン・シェパーズ
出演:
ニック・キャノン
(デヴォン・マイルス)
ゾーイ・サルダナ
(ライラ)
レオナルド・ロバーツ
(ショーン・テイラー)
GQ
(ジェイソン)
オーランド・ジョーンズ
(Drリー)
ジェイソン・ウェイバー
(アーネスト)
アール.C.ポワチエ
(チャールズ)
J.アンソニー・ブラウン
(ウェイド)
 
REVIEW(*****)
理屈ヌキにして楽器モノは古今東西問わず好きである。
それは自分がエレクトーンをやってたのもあるけど、
主人公は決まって『破天荒』ってトコロがまた面白い。
特に、『ドラムライン』、主人公も、チームの監督にも
チームリーダーにも感情移入できるという、色んなサイド
から主観、客観的に見れて、充実していた。
デヴォンは楽譜は読めないけれど、それを『才能』で
 一流までは補うコトが出来る。が才能を過信して
『それ以上伸びる』ための『何か』を見失う。
チームリーダーのショーンは、監督からの信頼に
100%答えようと、厳しくなるあまりに『統一感』の元に
デヴォンのすることが、ハミでていて、『もっと
こういう風にすれば伸びるのに』ともいえず、
たたきつぶしてしまいたくなるのだろう。
リー監督は『音楽』でチームメイトを教育しようとし
『基本は今しか覚えられない』という考えの元、
Hip-Hopや R&Bを異端視するところもある。
む〜アタシ自信に三者の『性格』が混じってるトコロが
あって、自分の性格を客観視ながら生きている所が
あるので、お互いを認めるまで三者が徹底してぶつかり
チームメイトや上司に支えられながら、人間性を磨いて
いく様は見てて気持ちよかったです。
他人に移る自分の『短所』を目をそむけない様にホレた
ちゅーか。これぞ『ホンモノの強さ』よのぉ。
こういう過程で、『ワタシはもういいです、アナタの
せいでくたびれました』なんて弱音吐いちゃう人は
『最初からスポーツモノやるんじゃない(激怒)』と
今でも怒ってしまうヤツだったりする。(爆)
デヴォンを楽譜が読めないとなじった後でショーンは
PCでデヴォンの音をスコアに起こしてるシーンには
『おお』と感動。『世の中にこういうベンリなモノが
あるのか』ってのと、自分も楽譜が読めなくて苦労して
この映画のデヴォンのように一時期やりなおした経験が
あるので、しみじみ思い出しました。
そしてチームの厳しい練習が実って、連なっていく
圧巻のマーチングバンドパフォーマンス
メンバーの手が血だらけになるほど練習を積み重ねたという
その結果だけのコトはあります。
主演のニック・キャノンは、アメリカではCATV Nickelodeon
(スライム投げつけられるアレです)の人気プログラム
『Nick Cannon Show』のホストを務めるおなじみのカオ
『ポスト・ウィル・スミス』の期待大です


トーマスクラウンアフェアー(1998)
NYマンハッタンに聳え立つ『クラウンタワー』を根城に
投資会社を運営する若き成功者、トーマス・クラウンは
何もかもを手に入れられる半ば退屈な人生を送っていた。
 女性に関しては奥手でもないものの、今ひとつ
そんな彼の趣味といえば、入手困難な絵画を盗むこと。
今度もモネの絵が一瞬にして盗まれた。
誰もが複数犯を唱える中、一人トーマスクラウンに
目をつけた女性がいた。キャサリン、絵にかけられた
保険の調査員。絵をとりかえすのが役目だった。
絵をきっかけに、トーマスに深くかかわっていく
キャサリンは、なるべくプロとしての姿勢を崩さない
ようにするが、彼に惹かれていく。
それは、幸いなことに彼も同じことだった・・・
(原題名:Thomas Crown Affair)
 
監督:
ジョン・マクティナン
脚本:
アラン・トラストソン
レスリー・ディキソン
出演:
ピアース・ブロスナン
(トーマス・クラウン)
レネ・ルッソ
(キャサリン・バニング)
デニス・レーリー
(マイケル・マッキャン)
ベン・ガザーラ
(アンドリュー・ウォレス)
エステラ・カナダス
(アナ・シュルツドン)
フェイ・ダナウェイ
(精神科医)
 
REVIEW(*****)
『映画みたいな恋をしたい』ってあげるとしたら
後にも先にもこれでしょうね。
主人公が魅力的なのと、既に成功してても、まだ
掴みたい『何か』があり、その『スリル』と『脆さ』が
隣り合わせになっているのに、イヤミじゃない。
あっさりした視点で描かれてるのにキレイってのが。
女性の視点つーより『男性の視点』かもしれない。
40代ってと、20ぐらいからみると『お局』のイメージが
あるかも知れないのですが、こういう40半ばだと
ステキだぞ、という。
40代半ばで20代の新入りに張り合うより、自分のステータスを
気付いて、何にもつけいるスキのないようにしたほうが
ええでぇ、という映画でもありんした。
それを演じるのにレネとピアースはうってつけざんしたね
レネのファッションはみんなセリーヌだったし
オープニングとクライマックスのあの『盗み』
『戻し』のシーンはビックリです
ラストは、ああクドかれてみたいぞ。
で、でもピアース、あの○○シーン撮影の時は
ボディダブルだったちゅーのはマジ(汗)?


追撃者(2000)
ジャック・カーターはロスで長年ギャングの『取立て屋』として
すごしてきた。何年も前に決別した堅気の弟が死んだと聞き
故郷シアトルに戻る。
 故郷を捨てた自分には返せない『借り』がある・・・それに
事故にしては不自然だという彼の勘だった。
長年の過ちを再び取り返す意味でも帰郷につくジャック。
しかし、リチーの妻、グロリア、姪のドリーンは突然の来訪を
快く思わないばかりか疑っている。
ドリーンは、さらに事故のあった晩、父親は泥酔などしていなかった
という。やはり彼は誰かに殺されたのか・・・。
さらなる手がかりを求めて、ジャックはリチーが共同経営をしていた
バーのオーナーブランビーの元を尋ねて監視カメラのテープを借りる。
そこには彼の浮気相手のジェラルディンが映っていた。
しかもジェラルディンの愛人はかつて、ジャックが商売をしていた
サイラスだった。今はネットポルノで設ける彼のお抱えプログラマーの
キニアにジャックの目はむけられるのだが・・・
(原題名:Get Carter)
監督:
スティーブン・ケイ
脚本:
デヴィット・マッケンナ
出演:
シルベスタ・スタローン
(ジャック・カーター)

ミランダ・リチャードソン
(グロリア・カーター)
レイチェル・リー
クック
(ドリーン・カーター)
ミッキー・ローク
(サイラス・ペイス)
マイケル・ケイン
(クリフ・ブランビー)
アラン・カミング
(ジェレミー・キニア)
グレッチェン・モル
(オードリー)
ローナ ミトラ
(ジェラルディン)
REVIEW(***)
'70代にカルト的人気を誇ったM.ケインの同名映画のリメイク作。
スタローン自身が『コレでコケたらどうしようか』と思った程実は
背水の陣にたって作った作品だったそうな。
オリジナルがすきな人には物足りないかもしれないけれど、スタローンの
ファンにはコレでいいかも。わざとらしいアクションシーンもないし、
彼の作品にしてはCGゴテゴテもなし、『正統派』になっとります。
なんといってもT.ベイツの曲で始まるオープニングがクール。
(その分あの尻すぼみのラストとの落差は一体(爆))
それでサントラを買いに行ったら売り切れ状態。
オーキーやMOBYなど、歴代のDJが名前を連ねるいいアルバムざんした。
お話のベースとしては、原作とあまりかわらないのですが、サイラスの
設定は時代が時代なのでやっぱりかわってましたね。
で、でもM.ローク、整形バリバリのカオはやっぱりコワいわ(汗)
んでもって出てくるや否や、スタローンにボコボコにされちゃうカミング(涙)
あの撮影時、カミングはロンドンから到着したばかりで
バリバリの時差ボケ。スライは『ハリウッドへようこそ、時差ぼけなおしたる〜』
と『ゴールデンアイ』と同じような役のカミングちゃんをボコボコに(涙)
M.ケインとスライのコラボレーションは以前からみたかったので、
こういう形でみれたのはいがったすね。



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