ワイルドスピード(2001)
敏腕刑事ブライアンは、DVDプレーヤーを高速走行中のトレーラーから奪う窃盗団の容疑者の
割り出しのため潜入捜査官として日本製のハイスペックカー〜ライス・ロケット〜のみの
ドラッグレースの縄張りにのりこむ。
最初はRX-7を駆るドラッグレースのカリスマ、ドミニクに疑いをかけていた、
ブライアンだった。中国系ドラッグレーサー、ジョニーとの縄張り争い、彼が何故この
レースに命をかけるのかを聞くにつれ、ブライアンの捜査官としての、判断能力は
感情へと流れてしまう。
ついに、ブライアンの情報の元,FBIはジョニーのアジトへ突入するが、それは
ただのおとりに過ぎない事が判明してしまった・・・怒るブライアンにドミニクは言った
『デザートレース(砂漠のレース)に来い。そうすれば全て教えてやる・・・』
(原題名:The Fast and The Furious)
監督:
ロブ・コーエン
脚本:ゲイリー・
スコット・トンプソン
出演:
ポール・ウォーカー
(ブライアン・オコナー)
ヴィン・ディーセル
(ドミニク・トレット)
ジョーダナ・ブリースター
(ミア・トレット)
ミシェル.ロドリゲス
(レティ)
リック・ユーン
(ジョニー・トラン)
マット・シュルツ
(ヴィンス)
REVIEW(****)
 某キ○ヌの『ハー○ブルー』にハナシがまんま似てないか〜?とプロット見て思った
アナタが正しい(何つー例えだ!)でも分かって見に行ってしまった奴がココにいる。
プロダクションノートによると、オハナシのベースは雑誌の記事で日本車でも俗に
言うトコの『スポーツカー』RX−7,Z,GT−R,スープラ、シルビアなどで競う
『インポート・ショウ・オフ』ってレースが五年程前からあるってオハナシもあって
こんなクルマばっかでハナシを作ったらどうだろうと。
  日本国内の車産業は落ち目の一方をたどってドンドン没個性の一路をたどるのに、
海の向こうでは管理人の愛する車が現役まっしぐらなのだ、ああ、うらやましい。
我が青春の7が出てる映画を見れるなんてそれだけでもマルという(号泣)
だからHKSとか○夢などの、カーKIT会社がつぶれなくてすんでたわけだわね。
エ?そんなこといいから、ハナシのレビュー書けよって?
ストーリーラインはそんな世界を押し出しているので至ってシンプル。何も複雑で
ございません。ちょっとラストにひねりがあるぐらいで。
キャストもBIG NAMEでないにもかかわらず、いい個性をだしてる、注目組そろい
この作品から出世していってるV.ディーゼルやR.ユーンもいます
P.ウォーカーはイマはもうT.クルーズがやらなくなったような役をこれから
どんどんやってくれそうな期待の二枚目ぶりだし、『ガールファイト』を見た監督が
急遽彼女の為の役を用意したという、M.ロドリゲスはホカの面々が
この映画ためにドライヴィング教習を受けたとき滅入る皆にまじり
『もっとスピードを出したい』といってたとか。


若者のすべて(1960)
時は'58年のイタリア。貧窮に喘いだ南部の人々は、職を求めてミラノへ移住した
その数は15,000人にのぼるとされている・・・その中の一つパロンディ家,五人兄弟の
物語である・・・

未亡人となったロザリナは、先にミラノに出稼ぎに出ている長男
ヴィンチェンゾを尋ねて北部へ一家総出で出てくる。しかし彼は出迎にこず、
 彼は家族に内密に婚約していたのだった。
そのことすらも家族に知らせられない・・・パーティーと知らず押しかけてきた
家族に眉をひそめる長男。『南部出身』であることは彼の重荷になっていた
長男のとりはからいで何とか職につくことが出来た兄弟たち。三男のロッコは
クリーニング店、四男のチロは夜間学校から自動車工場へ五男のルーカは
食料品の配達で家計を支える中、次男のシモーヌだけはボクシングでその日暮らし
娼婦のナディアに熱を上げ、彼女に逢う為、兄弟から金をせびる毎日
彼がロッコの店で泥棒沙汰をしたことからロッコがクビになる始末。しかし、
ロッコはそんな兄も含めて『家族が一緒に幸せになる』ことだけを願っている
彼が兵役の最中に、ナディアに逢ったことから、家族に隙間が入ってくる・・・
(原題名:Rocco Ei Suoi Fratelli (Rocco and his brothers)
 
監督:脚本:
ルキノ・ビスコンティ
共同脚本:
スーソ・ セッチ ・ディ
・アミコ
出演:
アラン・ドロン
(ロッコ・パロンディ)
レナード・パロンディ
(シモーネ・パロンディ)
アニー・ジラルド
(ナディア)
ラティナ パキシナ
(ロザリナ・パロンディ)
スピロス・フォカス
(ヴィンチェンゾ・パロンディ)
クラウディア・カルディナーレ
(ジネッテ)
マックス・カーター
(チロ・パロンディ)
ロッコ・ヴィロラジ
(ルーカ・パロンディ)
 
REVIEW(*****)
ナカナカ『ノーカット版』を見る機会がなくてレビューをかけなかったというのがホンネで
実は公開当時ロッコとシモーヌのエピソードだけの二時間弱のバージョンが公開
されたらしく、後で三時間のノーカット版が出たそうです。
やっぱり映画はノーカットで見ないと〜。こんだけ長い時間だったのに最後まで
釘付けでした。何で映画館であんまりやってくれないんだろう・・・やってもその『カット版』
ばかりで『NC』はホトンドないのです。最初に長男が家族を迎えにこない上、駅に
ぽつんと残されちゃう家族、そして南部から出てきて最初の仕事が『雪かき』
そこでもみんな出て行くのに次男だけがいつまでもぐずぐずしてる。どうしても
『見栄っ張りはしたいけど、努力はしたくない』から楽な方向へ行きたがるのがここで
もう見えている。それを他の兄弟は放っておくんだけど、ロッコだけは構いに来る。
後々まで次男の犠牲になって自分を潰してしまう彼の生き方がもう、こんな所から
出てしまってる。そういうあらゆる『兆し』がみんなこの中に含まれてるのにねぇ、はぁ
真ん中はよく公開されているものだけど、ドロンがたった二時間弱でどんどん顔つきを
変えていくっての?『そんなに純粋でいいのか、お前!』といぐらい、ドロンが
涙ボロボロで泣くシーンは、あまりに美しいのとかわいそうなのとで、見ている
こっちがどうしていいやらで。
最初は本当に家族全員がピュアだったのに、お金がからんで、しがらみがからみだすと
家族の中でも、どんどん顔が醜くなっていく、それを映像でまざまざとみせつけた
ヴィスコンティの力作だったと思います。個人的なアレなのですが、ドロンはガラっと
かわっても『あんなもんだろ』程度になったのってヘンかな・・・(汗)
ラストシーンで『五男だけでも故郷にかえってほしい』とみんなが願いを託すのは
印象的でもありました。む〜やっぱりみたいすねぇ劇場でNC版


 

ワイアット・アープ(1994)
映画初期から幾度となく映画化されて来た、『OK牧場の決闘』を
  保安官ワイアット・アープの人生そのものを描き通すことで表現した作品
時は南北戦争時代のアメリカ。農家の三男ワイアット・アープは、
兵士として戦う長男ジェームズと次男ヴァージルに続こうとするが、
弁護士の父ニコラスに引き止められる。
カリフォルニアに家族と共に移住したワイアットは法律の勉強をするために
祖父のいるミズーリ州ラマーに行き、思いを寄せていたユリラに求婚
が、妊娠したユリラが腸チフスで死んでしまったショックでワイアットは
思い出の残る家に放火。
泥酔の末、当時大罪とされていた馬を盗み死刑になる所を、ニコラスに
 助けられ、逃亡する。
  数年後、ワイアットは、エドとバットのマスターソン兄弟と共にカンザス州で
バッファローの皮を剥ぐ仕事で稼いでいた。この仕事もやがて儲からなくなると
  見切りをつけ、ワイアットはウイチタへ向かい、酒場で暴れていた男を退治する。
  その手柄を認められ保安官になり、ダッジシティから引き抜かれ、兄の
ヴァージルと弟のモーガン、そしてマスターソン兄弟と共に保安官の仕事をする
売春宿に出入りするようになったワイアットは、マティという娼婦と親しくなる。 最初は兄弟や仲間達と上手く仕事をこなしていたワイアットだが、
取り締まりが厳しすぎることを理由に解任され、ここで生涯の共で、酒びたりの医者
ドク・ホリディに会う。
ダッジシティで争いごとを片付けたあと、ワイアットはトゥームストーンの町に
到着するが、そこはアイク・クラントンの率いる一味に支配されており、
保安官のビーハンは買収されていた。
保安官補に就任したワイアットはクラントン達に対決を挑まれたが・・・
(原題名:Wyatt Earp)
監督:ローレンス・カスダン
脚本:ローレンス・カスダン
ダン・ゴードン
出演:
ケヴィン・コスナー
(ワイアット・アープ)
デニス・クエイド
(ドク・ホリデイ)
ジーン・ハックマン
(ニコラス・アープ)
イザベラ・ロッセリーニ
(ケイト)
マイケル・マドセン
(ヴァージル・アープ)
デヴィッド・アンドリュース
(ジェームス・アープ)
リンデン・アシュビー
(モーガン・アープ)
トム・サイズモア
(バット・マスターソン)
ビル・プルマン
(エド・マスターソン)
ジョアンナ・ゴーイング
(ジョジー・マーカス)
マーク・ハーモン
(ジョニー・ベーハン)
ジェフ・フェイヒー
(アイク・クレイトン)
キャサリン・オハラ
(アリー・アープ)
ジョベス・ウィリアムズ
(ベッシー・アープ)
メア・ウィニンガム
(マティ・ブレイドック)
アナベス・ギッシュ
(ユリア・サザーランド)
ジム・カウィーゼル
(ウォーレン・アープ)  
REVIEW(**)

   コスナーの映画って、どうしてこうも『ウケ』が悪いんだろう。
 多分、『描きたいこと』を省略しないで、皆丁寧に書き込んで
  編集しないで、ヘンにこだわって作るから、とある映画はアカデミーをとり
  他はドカンと悪くなるんだろうと。
 阿○寛の『結婚できない男』をみてるようだ
ちなみにこの映画の受賞は第15回ゴールデン・ラズベリー賞
(最低リメイク・続編賞:最低主演男優賞)とノミネート
(最低作品賞:最低監督賞:最低スクリーンカップル賞)
確かコスナーも製作に関わっていたのでありがたくないハナシである。
同監督の西部劇でコスナーも出てるのなら『シルバラード』もある
のだけど、このときはまだ、コスナーは『売り出し中』で製作に
口を出せる身分でもなかったわけだ・・・。
『シルバラード』がアクションを重点においたのに対し、『ワイアット〜
は淡々と語っていくタイプ
かつてH.フォンダなどが演じた『伝説の英雄』を『生身の人間』として
描きたかった・・・のは判るのだけどいかんせん長すぎる。
D.クエイドが役作りの為に必死こいてダイエットしてたらしいけれど
映画を減量させたほうがよかったかもしれないと思う程
省いてもいいというエピソードだらけだった。
ホントはジムカウィがワイアットの弟役で出てるという
ただそれだけで見た映画なのだけど、どこに出てるかを探すのに
一苦労。ようやく見つけた所は、ワイアットの兄貴が死んで
故郷に埋葬するためにやってきた弟というそれだけの役だった。
でもって、製作したのがコスナーだったからかどうなのか知らないが、
映画の中のワイアットは映画史上のワイアットに見ることなき
無責任のジコチュー男になってしまった。
最初の奥さんが死んで、その思い出をかき消したいので家に
火を放つシーンは、『そこまで思いつめなくても』と思う程だったのに
後妻なり、自分の兄弟分の妻たちに対しては、
『オマエたちがオレの生き方に勝手についてきたのだから知らないよ』
と、勝手をオソロシイほど貫くという。
そんなワイアットが選んだのは、『自分一人でも生きて行ける常に
魅力的な女性』と、半分は演じる本人の理想像が混じってる。
一番の見せ場になるはずの『OK牧場の決闘』がどういうワケか
スルーされてしまうほどショボくて(汗)
どうやら、『本当のワイアットはそんなにカッコいいものでもなかった
けれど共感していただきたい』+『西部男のこの頃の生き様ダイジェスト』
が惰性で続く作りには、よっぽどのコスナーファンでもない限り
退屈してしまうかもしれない。



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