殺害され、その時, 彼に殴られたショックで、10分しか記憶を
保てない記憶障害に陥った。
10分たつと彼の記憶は、抜け落ちてしまう･･･
彼は、記憶をとどめるため、ポラロイドを撮りその裏に
メモを書き、体に刺青をし『事実』を刻みつけながら確信に
迫ろうとする。
誰が彼を騙しているのか、誰が本物の『ジョンＧ』なのか
彼の『記憶障害』はさらなる『物語』をつくろうとしていた
(原題名：Memento)
クリストファー・ノーラン
出演:
ガイ・ピアース
(レナード・シェルビー)
ジョン・パントリアーノ
(テディ)
キャリー
アン＝モス
(ナタリー)
マーク・ブーン Jr.
(バート)
ジョータ・フォックス
(キャサリン・シェルビー)
ステファン・トボロウスキー
(サミー・ジェンキス)
DVDには、物語をきちんとつなげたヴァージョンで作ってあるのと、
劇場公開バージョン（本人の、記憶順）で作ってあるヴァージョンと2タイプ
あってコレもナカナカ、グー。個人的には『ラストからはじまる劇場公開』
の方が面白かったです。
･･･ていうのも『メメント』そのものが『復讐』の物語じゃないかなと。
『これで終わりだ』とでもポラにかかない限り、彼の『復讐』は私たちが
この映画をみた回数の分だけ続いていくんだろうな。と
それと、G･ピアースならは出来たこの『役』。
『自分の中にある『非』を一番認めたくないのに、そこを他人につかれたら
どうする』という、彼の映画の役独特の『憎まれ役』
また、そんな『つつき役』がジョンＧだった為にどんどん復讐の輪廻が
続いていくという。
多分あの、一生懸命とったメモもポラも、考えれば、そんな『一時』の
『激情』で肝心なところは、穴だらけで、また『次の復讐』はその
『うまることなき穴』を埋めるためにするのだという。
こういう『ハナもちならないプライドばかり高い』オトコを演じたら
彼の右に出るものはいないっしょ（ホメてるやけなしてるや）
コレをかききった、C・ノーランすごいす。
『わからん』というより、『何かわからないけど、ムショーにムナくそ
悪い』と思った男性陣、ナゾはとけましたか？
