駆け抜けるレースに参加できるのはアラビア貴族と血統書付のアラビア馬のみ 時は1890年、初めてアメリカ人としてエントリーしたカウボーイがいた・・ ナはフランク、『奇跡の野生馬』と言われたヒダルゴを引き連れて レースにエントリーした彼はかつてアメリカ一と名を馳せたカウボーイだった その地位と名誉にかけて挑む戦いに、様々な人間が加わる。 しかし本当の『敵』は『死の砂漠』と言われる、このレースだった・・・ (原題名:Hidalgo) |
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ジョー・ジョンストン 脚本: ジョン・フスコ 出演: ヴィゴ・モーテンセン (フランク・ホプキンス) ズレイカ・ロビンソン (ジャジーラ) オマー・シャリフ (シェリフ・リヤド) ルイズ・ロンバード (アン・ダヴェンボート) サイード・タグマウイ (アルリー王子) アダム・アレクシ=メール (アジズ) アドニ・マルピス (サクール) サイラス・カーソン (カティーブ) |
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ヴィゴの俳優としてだけでなく、芸術家としての一面がよく発揮されている作品だと思う こういう形で主演作が巡ってくるというコトはまたよかったわぁ、と あからさまにCGと判るシーンの少なさや、チョっとしたお遊びのあるキャラも交えながら ヒューマンドラマに仕立て、ただの懐古調の映画にしなかったところがよかった。 主人公のフランクがレースに出るまでに決意するまでの描かれ方もダレることなく きちんとまとめてあった上,観客に訴えかけるものも残してある。 そして、砂漠のレースに一人、異教徒として出場するのに、誰にも受け入れられない中 部族の姫を助けることで、自らの勝利以上のものを、ここで勝ち取っていくフランク 部族の嫉妬や罠も乗り越えて、なおかつ、自然の驚異が孤高の彼と奇跡の野生馬ヒダルゴに 容赦なく、襲い掛かる中、ヴィゴが劇中で口ずさむ『ミエロ』 これは映画撮影中に、先住民と接する機会のあったヴィゴ自身が写真集を出したことからも 判るとおり、どれ程、彼らからインスパイヤされていたものがあったか、というのが にじみ出てきた。正直言って、このシーン、アタマから某コスナーの『ダンス・ウィズ〜』 が、フっとんだぐらいだった。 それからヒダルゴは,よみがえったかのように全速力でまだ見果てぬゴールの海に向けて走る ラストに、レースの賞金を全て、アメリカをたつ前に約束したムズダングの保護についやし ヒダルゴを大草原の群れの中に返してしまうシーンは圧巻。 ヴィゴ自身はヒダルゴを演じた馬TJを買い取ってしまったのだとか。 ヴィゴだけでなく脇を固める俳優も久々の登場となる、オマー・シャリフはまさに適役 他の俳優も、時代背景になじむぐらいスゴい。ヴィゴが船でアラビアへ移動中のシーンで 出てくる馬の飼い主役でM.マクダウェル、冒頭のクロスカントリーレースでC.T.ハウエルが 出てくるなど、ご愛嬌なキャスティングもあるので、要チェック |
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