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ゲルマン民族相手に勝利を収め、皇帝マーカスの期待にこたえていた 農民から叩き上げでここまで来た、彼の安らぎは、戦いの後、妻子の待つ 故郷に帰り、収穫の時を待つこと・・・地位や名誉に興味はなかった。 そんな彼の無欲さは、皇帝の息子であるコモドスとは正反対であった。 時期皇帝の座を狙い、政治には関心を見せぬ上、決して自らの手は 汚さない、父親がマキシマスを慕うことが、何よりの不満だった。 マーカスは、息子ではなく、マキシマスを皇帝にすると告げる。 怒り狂ったコモドスは父親だけでなく、マキシマスをその手に かけようとしたが、マキシマスは命がけで脱出。 しかし、故郷についた先で彼が見たものは、貼り付けにされた 愛すべき妻子だった・・・。 奴隷に身を落とし、剣闘士となってコロシアムに戻ってきた彼は コモドスへ復讐することを誓う・・・ (原題名:Gradiator) |
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リドリー・スコット 脚本: デビッド・フランゾーニ 出演: ラッセル・クロウ (マキシマス) (コモドス) コニー・ニールセン (ルシラ) オリバー・リード (プロキシモ) リチャード・ハリス (マークス・マウレリウス) デレク・ジャコビ (グラックス) スペンサー・トリート クラーク(ルシアス) トミー・フラナガン (キケロ) |
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『ヒューたまハラだしダンス』で取り上げたMTV MOVIE AWARDでヒューたまが プレゼンテーターをした作品がこの『グラディエーター』、『Xメン』は 勝てなかったのである。かろうじて勝ったのは『地上波放送の早さ』だけで あって・・・そんなんどうでもええよって? 青みがかったモノトーンの小麦畑のシーンに一人の戦士が帰っていくシーンから 一変して、戦場になる。戦争シーンにCGがいっぱい入ってて、目が疲れるのが この星の下がったホントの理由であって(おい)多少『とばせ〜』の ダラっちいモードでもいいから、冒頭から某マト○ックスよりもアタマの痛く なる戦場シーンは入れないでほしい・・・と思ったのは、『冒頭部分真剣に見すぎ』 なんだろか。後々の演出のよさがなぁ。むむ。 んでもって、家族を殺された、ラッセル、鼻水ダラダラモノで泣いてるワケ なんだけど、イマドキコレをやって許されるヤツというのが、またいい。 キ○ヌあたりでは、『やりたい』と本人が言っても監督とファンが許さんだろう ヒューたまあたりだったら見てみたい気もするが。 ホアキンの憎たらしいまでのよわっちい皇帝役もいがった。実際のコモドスと ホトンド一緒らしい。史実上、マキシマスはいなかったろうけど、マーカスには 八男6娘がいたらしく、成人するまでに残ったのはコモドスだけだったらしい。 コレがまた映画と同じで政治に興味なくて何でも賄賂で解決するトンデモな アホタレだったそうな。剣闘士試合も好きだったらしく、実在のコモドスは 左利きだったそうな。ルックスもホアキンに似てたそうだし、ラッセルと 違ったイミでのピッタリのキャスティングだったかもしれない。 コモドスの最期は暗殺だったそうなのだけど、この映画をみる限りでは ローマ市民がマキシマスのような『たたき上げの剣闘士』が市民の前で裁きを 下す日を待っていたと思っていても不思議ではないと思う。 歴史モノという点で『ベン○ー』と比べられる点はいっぱいあるのだけど、 ちょびちょびと見ていくと似ていて違うフシギな映画だった。 |
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剣の達人、李慕白はムーダンで瞑想修行に入っていたが ふと何かが心をよぎり下山する。そして彼は長年愛用した 『碧名剣(グリーン・デスティニー)』を手放し、長年の つきあいの有るティエ氏に渡してほしいと愛弟子の兵秀蓮に 頼むのだった。 が、彼女は何故今になって手放すのかと問いただす、彼が 師匠の敵である碧眼狐を追ってこの剣を手放さなかったこと 技磨き続けていた事は、よく知っていた。 しかし、彼は言う・・・もう剣を置く時期なのだと・・・ 秀蓮が剣を北京にいるティエ氏に渡した後、彼女はユイ長官の 娘のイエンに会う。イエンは政治的に有力なゴウ一族との 政略結婚が決まっていた。全ては両親の出世のためだった。 彼女は秀蓮のように武道の達人に憧れるが、秀蓮は結婚もまた 女性としての幸せと、彼女を諭してその場を去る。 その夜、グリーンデスティニーが何者かに盗まれた。 秀蓮はイエンが犯人ではないかと思い彼女の屋敷へ尋ねるが 彼女のお付が不可解な顔をする。イエンの口ぞえで何とか屋敷に 入ることが出来た秀蓮ではあったが、この時彼女はこの『お付』 こそが『碧眼狐』とは思いもしなかった・・・ (原題名:Crouching Tiger, Hidden Dragon (U.S.A) 臥虎藏龍(Wo hu cang long) (China) |
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李安(アン・リー) 脚本: ジェームス・シェイマス 原作: 王度盧(ワン・ドゥルー) 出演: 周潤發(チョウ・ユンファ) (李慕白(リー・ムーバイ)) 楊紫瓊(ミシェル・ヨー) (岳秀蓮(ユー・シューリン) 章子怡(チャン・ツィイー) (王嬌龍・イエン) 張震(チャン・チェン) (羅小虎・ロー) ラン・シャン (ティエ氏) チェン・ペイペイ (ジェイド・フォックス) リー・ファーソン (ユイ長官) |
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・・・ので何も期待しないで見てたという(おいおい) でも、ラストのヘンでグラっときた展開でした、ハイ。 『ダイ・アナザー・デイ』でR.パイクとH.ベリーを見て、 『あ、こりゃ、オンナトシの差アリのタイマンってダメだな〜』と 感じたのがどっこい、Z.ツィイーはその道のベテランのM.ヨーと バリバリ渡り合ってる。このときまだ現役の大学生。 う〜ん、東洋人ばんざ〜い。ラストシーンで、ロンとの愛を かけて霧の渓谷へダイブするシーンなんてオトコだったらオロ きたかもしれんな〜(オンナだからヘーゼンと見てたけど) そこまでホメてて、もし、管理人がオトコなら、やっぱり ミシェル姐さんを選んでしまうと思うのだ。だってそりゃ 好みっしょ?『年下ちゃん』にやいやいこづかれるより 気楽・・・あれ?ハナシがズレた。 でもって、この映画の原題名、直訳すると『伏せた虎、隠れた龍』 これは中国のことわざで、『見かけで判断するな』というコト なんだそうな、イエンとローの中国語の名前でわかるかもしれません このキャスティング最初は金城武だったそうですが、それも見たかった ですね。あくまでも、剣の争奪戦は話の伏線であり、本筋はそれを めぐって描かれる世代の違う恋物語。適役に'60年代のアクション ヒロインのペイペイを持ってきたのも、おいしいところなのかも。 全編ユアン・ウーピンの振り付けによるワイヤーアクションで '82年に彼の振り付けによる映画に出ながら辛酸をなめたユンファも 今回はいがったです。欲をいうと、ワイヤーアクションがチョビと 多かったかなぁ・・・折角の振り付けが台無しにというコトも。 ユンファといえば、この映画の宣伝で来日したときに、 『ここには三時間でこれますし、九州ラーメン食べれるから好き』 ってたのが。おいおい、マジっすか?ユンファ? |
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ポールは突然あの頃に引き戻されて胸が詰まった。 あの頃・・・大恐慌の最中、ポールはジョージア州南部の コールドマウンテン刑務所の死刑囚看守をしていた。 彼の役目はこれから電気椅子にかけられ死刑になる人々に 少しでも安らぎを与えること。 牢獄のあるリノリウムの床は薄緑であることから 『グリーンマイル』と呼ばれていた。その『グリーンマイル』を 安らかに歩かせる為、彼と部下らは、その日の役割をソツなく こなしていたが、新人で州知事の義理の甥のパーシーだけは 死刑囚を甚振る事に生きがいを見つける卑劣な看守だった そんなある日、身の丈2mはある大柄の黒人の囚人が搬送されてくる 大柄な体格とは裏腹におびえたその目からは涙があふれていた 彼、コーフィーが搬送されてきてしばらくして、凶悪犯と 名高いビリーもまたこの房へ搬送されてきた。 ヤク中のフリをして搬送されてきたビリーは房へつくとその 本性をあらわにして脱走しようとする。ポールも反撃をくらい 床に突っ伏したまま動けなくなってしまった。 一人残されたポールにコーフィーの手が差し伸べられる 『元に戻せるかもしれない』・・・と・・・ (原題名:The Green Mile) |
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フランク・ダラポン 原作: スティーブン・キング 出演: トム・ハンクス (ポール・エッジコム) マイケル・クラーク ダンカン (ジョン・コーフィー) ボニー・ハント (ジャニス・エッジコム) デヴィッド・モース (ブルータス・ハウエル) ジェームス・クロムウェル (ワーデン・ハル・ムーア) ミシェル・ジェター (エドワード・ドラクロワ) ダグ・ハッチソン (パーシー・ウェトモア) サム・ロックウェル (ウィリアム 'ワイルド・ビル' ワートン) バリー・ペッパー (ディーン・スタントン) ジェフェリー・デマン (ハリー) ゲーリー・シニーズ (バート) ダブス・グリア (ポール) |
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当時のアレもあった・・・のとかなり『痛い』映画だなぁ・・・というのがあって コレは見るなら一人でみたいな、というのがあって。 ホラ、映画館だと、どうしても終わったあとに前横切られちゃったりとか 出て行くときに、他の人が『つまんなかったね〜』とか言うのがイヤでも 耳にはいっちゃったりするでしょうが、アレを入れたくない映画は、上映 終了間近か、それでも『ダメだ』という映画はあきらめるか、のどっちか なのよねぇ、うん。あの時あきらめて自宅で一人っきりで見ていがった。 劇中の新米看守のB.ペッパーになりきって見ることができやした 三時間の長尺を感じさせないほどひっぱっていく展開と、どうしてジョンは 『もどしてあげよう』としたところをつかまってしまったのか・・・ また、あの時代の映画というのもあって、黒人のジョンは真っ先に疑われても WASPは何やっても疑われないという時代背景もきっちりからんでるのよねぇ それをジョンは『手を握ってもらったら判る』とポールに言う。 口で説明しても『人種差別』をわかってもらえない時代もからんでいるんだな とも思いました。 そして、『全てを見送ることの辛さ』を『プライベートライアン』に続き 演じる役となったハンクス。それは『天の使い』ともいえたジョンを殺して しまった罰なのだから受けるしかない・・・そう思っている。たとえ生きることに 疲れてしまったとしても。 ん〜何てか『癒し』の映画・・・とキャッチでは書いてあったのだけど、見て ものすごく疲れてしまった(汗) ワタシ個人が、人の『本心』みたいなモノをズバっと感じるトコロがあるから かもしれない(汗)む〜。 |
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降り立った・・・。 スリと間違われ、警官に取り押さえられた彼は、妙な事を言う というので、メディカルセンターに入れられる。 そこで、彼は高名な精神科医マークと出会うが、マークに対してでも 同じだった。 彼は名をプロートと言い、地球から1000光年離れたK-PAX星から来たという。 この星の人間は光速で動き、二つの太陽が交互に昇るため、いつも 黄昏の明るさであり、彼は地球に興味をもってやってきたという。 そんな彼の話を、閉ざされて陰鬱な表情になっていた、病院の患者は 生き生きとした表情で聞いていた。 が、彼の不可解な行動や、『K-PAX星人は家族を持たない』という 事に疑問を感じた、マークは、彼を親戚のパーティーに招待するのだが・・・ (原題名:K-PAX) |
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イアン・ソフトリー 脚本: ジーン・ブルーワー チャールズ・レヴィット 出演: ケヴィン・スペイシー (プロート) ジェフ・ブリッジス (マーク・パウエル) メアリー・マコーマック (レイチェル・パウエル) デヴィット・パトリック・ケリー (ホウイー) ソウル・ウィリアムス (アーニー) |
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というのが、この映画のメインプロットなんじゃないでしょか。 どうしようもなく人に『寄りかからざるを得ない』病気になった 人たちに『自分自身の力』を呼び起こさせるプロート。 それは、一身上の不幸や、転職をくりかえした、20代前半に 見たらタダの残酷な映画だな〜と思ったかもしれない。 また『癒し系』の映画に、共感も抱かなかったかもしれない。 さまざまな、経緯を得て、ラスト近くで、『この中の一人を K-PAXに連れて行く』といった彼の一言には、 『旅に疲れ、自分の代わりに旅してくれる誰か』 を探して、ようやくここにいきついた『ため息』のようにも 聞こえました。彼が宇宙人かどうか、ってのはこの話に 小説の続編が出てるので・・・ |
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美人で社交界の人気者。 上院議員を父親に持つ恋人のワーナーとの仲も順調・・・かに見えたが 『君はあまりにブロンドすぎる』の一言であっさりフラれ、ワーナーは ハーバードのロースクールへいってしまう。 失意のどん底に陥ったエルはそれから猛勉強の末、同じロースクールへ 入学。しかし、本当の『試練』はそこから待っていた。 宿題を忘れ、インケンなアイビー娘に追い出され、おいおい泣くハメに。 しかも彼女は、あれほどまでエルが夢見ていた、ハリーウィンストンの ダイヤの婚約指輪が。彼女がワーナーの婚約者だと知り仰天。 どうする、エル? (原題名:Legally Blonde) |
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ロバート・ルケッティック 原作: アマンダ・ブラウン 脚本: カレン・マックラー・ラッツ 出演: リーズ・ウィザースプーン (エル・ウッズ) マシュー・デイビス (Wワーナー・ハンティントン) セルマ・ブレア (ヴィヴィアン・ケンジントン) ヴィクター・ガーナー (キャラハン) ルーク・ウィルソン (エメット・リッチモンド) |
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『めっちゃくちゃバカバカしいけど、時差ボケの飛行機の中でみて一発で 目が覚めた』という評価もあったぐらい。(バカバカしいつーのは(汗) リーズ本人はお医者さんを目指していたほどの才媛だったので、 『ここまで男性一筋になる、女性を演じる』方が苦労したのだとか。 なので、実際のキャラとしては、セルマとリーズは逆なのかも。 アイビーのイジメにもマケないエルのあの根性つーのは、『どこいっても ツルみたがる』オンナノコ(もしくはお局、カマトトちゃん)じゃない 人なら『うんうん』と思うかも(笑)ツルんでると人間は楽らしいんだけど それも『一時期』であって、『特別な何か』になれるワケではないんだわね、 という。『何か秀でる』為には人のン倍の努力を『明るく』というエルでした。 (うちの周りには、いないのぉ・・・明るいフリして実はイジワルは、うじゃうじゃ) どこにいってもファッションにも何もかも手を抜かないエルでいながら 『つっかれた』といわない、むしろ、それをエンジョイしてる彼女が またいがったですわん。 |
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雪の結晶よりも小さな街で、街の中の物は全て曲線で出来ている フービルは、とてもにぎやかな街。 クリスマスを間近に控えた街では、お祭りを愛する人々が お買い物や、飾りつけにいそしんでいた、ただ一人、 クランピット山に住むグリンチを除いては。 人の心臓の二分の一しかなく、体が緑の体毛で覆われている彼は クリスマスが大嫌い。 町中の大人は何故グリンチが、クリスマスを嫌うのか知ってるが 幼いシンディだけがしらなかった。 シンディは、クランピット山に登り、どうしてグリンチが クリスマスを嫌うのかを知ろうとするがグリンチは みんなのクリスマスを盗もうとする・・・ (原題名:How The Grinch Stole The Chirstmas) |
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ロン・ハワード 原作: セオドア・カイゼル (Dr. スース) 脚本: ジェフリー・ハロウェル ピーター.S.シーマン 出演: ジム・キャリー (グリンチ) タイラー・モーセン (シンディ・ルー・フー) ジェフリー・タンバー (メイ・フー) クリスティ・バランスキー (マーシャ・メイ・フー) ビル・イブリン (ルールー・フー) アンソニー・ホプキンス (ナレーター) |
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ことに英語圏ではシュワちゃんの『シングルオールザウェイ』で おちょくられたように、どっちかってと『贈り物』や『飾りつけ』に 躍起になってるアレがあって、本来の『静かなる祈り』はどこへ。 というのがある。それなら日本の正月番組はくだらんから、家で のんびりしてるほうがまだ理にかなった祝い方かもしれないと。 『グリンチ』はそんな意味において、『本来の祝い方』を教えてくれた ものだったかもしれない。ちなみにこの映画を見にいったのは実は 誕生日だった。 グリンチは、どうしてクリスマスがキライになってしまったのか その背景に『メンタリティー(種族観念)』という アメリカの考えもあると思う。ある意味において、この映画の エンディングは理想なんだと。 日本でも、同じような勘違いとして『大安吉日』があって 本来、この日は『平和であることに感謝する日』なので何もしないこと なんだけど、結婚式や会社設立したりする昨今という。 そのうち『日本版グリンチ』が貴方の幸せを盗みにこないうちに 『本当の幸せの意味』を考え方がいいのかも ジムはこの映画の宣伝で来日してますが、いや〜ジムはオトコマエですね〜 『グリンチ』だと判らんですが。 |
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レイレは高級靴店の店員で、毎夜店から盗んだ赤いヒールを履いて クラブハウスで踊る。シューズデザイナーになる夢は諦めかけていて 何年か前に飛び出した家の父親が気がかりだ。 ある日、同棲中のボーイフレンド、クンがアパートから出て行く。 追いかけるレイレだったが、それもムダだった。 『夢をあきらめちゃいけない・・・』クンが彼女に渡したのは、レイレが 書き溜めたシューズデザインのスケッチブックだった。 彼女の母親、マリカルメンはタクシードライバーだ。 いつもスリッパを履いていて、再婚した相手は一年で死んでしまい、 夫は、母親の違う娘二人と息子一人を連れてきていた。 『ママに逢いたい・・・』末息子ヴィクターが、ぽつんとつぶやく。 一番手塩にかけて育ててきて、なついていると思ったのに・・・ マリカルメンは、むせび泣く、同じぐらい心を痛めているのは 二番目の娘ダニエラがドラッグ中毒だったことだった。 空港の清掃係として働いていたダニエラは、勤務中にコカインを吸っていて 高級官僚の妻イザベルにぶつかりクビになる。 そんな中レイレが家に帰ってきた・・・ イザベルは、毎日が退屈だ。1サイズ小さい靴を買いあさることで 欲求を満たしている。先日も、1サイズ小さい赤いピンヒールを探したが 売り子が盗んでいたらしかった。でも彼女に関係ない。 本当は子供がほしいのに、夫は、ホステスのアデラに浮気をしていて帰ってこない アデラは、知的障害の娘アニータを抱えるシングルマザーだ この職業は娘を養うためだけのもの。恋は無縁のものだった そんなある日、高級官僚のレオナルドが、彼女にプロポーズする 本気になりかけていた彼女のもとに、彼に妻がいる知らせが入る・・・ アニータはいつもスニーカーを履いて、空を見上げて散歩している女の子 家に来てくれるハンサムな学生看護士のホアキンに恋をしているが、上手く言えない 得意の絵で表現しようとするが、アデラにホアキンは追い出されてしまう 失意のホアキンを慰めたのは、クンだった・・・ (原題名:Piedras) |
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ラモン・サルザール 出演: アントニア・サン・ジュアン (アデラ) ナイワ・ニムリ (レイレ) ヴィッキー・ペニャ (マリカルメン) モニカ・サヴェーラ (アニータ) アンジェラ・モリーナ (イザベル) ローラ・デュエラス (ダニエラ) マリア・カザール (マルティナ) エンリケ・アルキデス (ホアキン) ダニエレ・リオッティ (クン) ロドルホ・デ・ソーザ (レオナルド) ナチョ・デュアト (ポドクエド) サンティエゴ・クレスポ (ヴィクター) |
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これは、人生という名前の『部屋』に まず大きな『石』を 置かなくてはいけない。それは、人生の基盤を決めるものであって 人によっては、愛であり、友情であり、キャリアでもあるかもしれない それを間違えた場所に、石を置いてしまうと、人生が狂ってしまう ここに出てくる、五人の女性たちは、その『石』の置き場所を 間違えてしまって、本当の『石』の置き場所を探してもがいてる そんな彼女たちが、つながっていく物語なんだろう。 そのつながりで、重要な役割をしてるのが、マリカルメン演じる タクシードライバーかもしれない。 彼女は、街角で、登場人物全てに出会う。 レイレの母親であり、イザベルを客としてのせ、ラストでは、アニータ を探しに行く、アデラを乗せていく・・・。 彼女を狂言回しに使わずに、あえて『登場人物の一人』としておいたのも クドくなくていいかもしれない。 そして、この話は、『靴にとらわれている女性』と『靴に構ってられない女性』 の二通りに分かれる。 レイレとイザベルは、靴に依存していかなくては生きていけないほど、 自分の存在が危うい状態だ。アデラとマリカルメンは守るべきもののために 靴に構ってはいられない。アニータは靴より、『自由』をくれるものが欲しい。 それだけに、レイレが、クンに去られた後、ベンチに座っているシーンで ミュールを投げ出して裸足で座っているシーンは痛々しい。 そして、ラストで、それぞれが、相応しい道を選んでいくシーンはみてて 気持ちがいい。さっぱりと恋や仕事をこなしてきてしまった人生を歩んでる 方・・・というより、挫折が多かったという方に見て欲しい一作です。 |
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