ボウリング・フォーコロンバイン(2002)
アメリカコロラド州で起きた銃乱射事件を中心に、ミシガン州フリントで起きた
小学生による銃暴発事件もからめて、何故アメリカは銃犯罪が多いのかを探る。
銃の数ならカナダはアメリカの二倍近くある、もしも家庭に問題があるってなら、
イギリスは離婚率がアメリカの二倍で、就職率の低さをいってはいられない。
残酷なTVゲームなら日本の方が圧倒的に多いのにいたってそんなハナシは
聞かないのだ。人種の問題か?それなら、カナダにだって有色人種は
いっぱいいるし、悠々と暮らしている。皆が口にするのは、
『アメリカはキレやすい』『アメリカはどうしてあんなに鍵をかけるんだ』
そういうカナダは泥棒に入られても、銃は盗まれない。
別に銃を奨励しているワケではないわけだ。なのにアメリカは
 銀行口座開設キャンペーンにまで合法で銃が手に入ってしまう。
どうなってんだ?みんなが口をそろえていうのは、こんなコトだった
『この国はうまれたときから恐怖と消費がとなりあわせな国なのさ』
おいおい、まてよマジなのかよ?
(原題名:Bowling For Columbine)
監督・脚本・出演:
マイケル・ムーア
出演:
ジョージ=W=ブッシュ
ビル・クリントン
ディック・チェイニー
チャールストン・ヘストン
マリリン・マンソン
ジョン・ニコルス
クリス・ロック
マット・ストーン
 
REVIEW (*****)
コレを書いた後にC.ヘストンがライフル協会会長を辞職したのだから
恐るべし、映画の力(汗)。
『X-men』のレビューでも同じコトを書いたんだけど、アメリカン
カルチャーってつくづく『恐怖』がどこかににじみでてるのが分かるのね。
どんなに理論的や体力的に武装してもいつも怯えている姿。
コレは日本人の女の子が流行のカッコをしててもアレがたりないコレが
足りないといって買い足しても、外国人の目からみたら『平均的に
キレいだけど魅力がない』ようにみえて墓穴をもほっているのと
同じようなものなのね。
『Y2K』や『炭そ菌』やどれだけありましたか?アメリカ発の恐怖の情報は。
ダイエットにしても移民国家だから自分たちの遺伝的なルーツが
むちゃくちゃになってる上に、味覚だけを探求したインスタントな
食べ物を作った後始末が出来なかったから。奴隷制にしても、
自分たちが楽をしたかったから、それが今、アウトソージング
という形で有色人種に職をとられても、仕方ないこと
なのですよ。それをまたコントロールしようと銃をもってきた。
それがお互いすらコントロールできなくてコマーシャルは『自衛』と
『恐怖』を煽り立て、銃を持ち出させる。
これだけ情報操作のうまい国です。フリージャーナリストも
巻きこむこともたやすい国なのですから、
巻き込まれることなく、ジブンなりに『笑い』をまじえて
『ジブンなりのギモン』をつたえていくムーアがスゴい。
その中で一番コワいのは、この映画見に来てアメリカの全てを
分かったようなカオして 『うんうん』とうなずきながらみている、観客!
その『知らん間にアメリカナイズ』や『知ったつもり』ホド
一番コワいことなんてないんだから。コレはあくまで『アメリカの一部』
ホントに振りかえらなイカんのはアタシたちのほうかも知れんわよ。


ボーンアイデンティティ(2002)
ジェイソン・ボーン・・・彼はCIAが莫大な資本をかけて
育て上げた『人間兵器』になるはずだった・・・

嵐の海の中、ウェットスーツに身をつつんで漂流していた
男が猟師たちに引き上げられた。背中には二発の
弾丸、尻にはスイス銀行の貸金庫の口座番号の記された
マイクロレーザーカプセル。死んでると思われた
男が危険を察して起き上がったその身のこなしと何ヶ国語
にも堪能なことは、男がかつて危険な任務に
さらされていたことを、物語っていた。だが、記憶がない・・・。
猟師たちのことづてでチューリッヒまで向かった男は自分の
奪われた過去の断片を探ることになる。
彼の名はジェイソン・ボーン。六カ国のパスポートと名前を
もち、銃と金庫の中には莫大な金額の金があった
どこへ行っても誰かが自分を追ってくる、アメリカ人であること
だけは分かったボーンは領事館へ逃げ込むが
ここでも追っ手は待っていた。どこへ逃げるべきか考えていた
矢先に、彼は先刻、領事館で学生ビザを発行
してもらえずに追い出しをくらった女性マリーを見つける。
『一万ドル渡すからパリまでいってくれ、パリについたら
もう一万ドルだ』しぶしぶながら条件をのむマリー
それが、運命を左右する逃避行の始まりとは
二人はしらなかった・・・
(原題名:The Bourne Identity)
 
監督:
ダグ・リーマン
脚本:
トニー・ギルロイ
原作:ロバート・ラドラム
『暗殺者』(角川書店)
出演:
マット・ディモン
(ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ
(マリー・クレウツ)
クリス・クーパー
(コンクリン)
クライブ・オーウェン
(教授)
ブライアン・コックス
(ワード・アボット)
アドウェール=アキノエ
アグバエ
(ウォンボシ)
REVIEW (***)
ロバート・ラドラムの20年ぐらい前の小説『暗殺者』の
映画化でアタシ個人としては、この当時で
ヴィンセントオヤジにやってもらいたかった役の一つでした。
もう年代といい、役といい、シリーズに
なってることといい、ぴったりじゃぁあん。つーたら彼は
『ベトナムもの』しか出られないのかという
コトになりますねぇ、事実『エアウルフ』の後もそういった
映画ばっかりなんですけどぉ。あ、そんなん
どうだっていいでしょ?そうでしゅね。実際にこの
『ボーンアイデンティティ』'87年にTV映画には,なって
いるんです。『マグナムP.I』の初期を手がけた
ロバート・ヤング監督で主演はTV俳優のリチャード・
チェンバレンで。ジョン・フランケンハイマーが監督した
『第三帝国の遺産』(原作『ホルクロフトの盟約』の主役は
マイケル・ケイン、サム・ペキンパーの『ブラックサンデー』の
主役はルドガー・ハワーと、どちらかといえば『いぶし銀の
手負の狼』というイメージのラドラムの主役たちのイメージを
現代風にもってくるのはどうなるんかな、と思ったら、原作の
キャスティング設定だけをまんま借りて、政治的背景はガラッと
かえてしまう、という映画化をとったみたいです。
原作のジェイソン・ボーンがヴェトナムの特殊部隊の生き残りという
のをCIAが特別に訓練したという設定に変えたり、冷戦構造を
アメリカ独り勝ちになってから、おかしくない物語設定にかえたりと、
どちらかというとドロンとランカスターの組んだ『スコルピオ』がはいってる
感じもしました。
なんつーてもジミーちゃ・・・じゃなかった、マット・ディモン。黄色の海パンの
次は真っ赤なサックか。(汗) 違うって?『ラウンダース』以来の
『オトコとして楽しんでるぞ』という映画を見れていがったです。なんかさぁ
このところのジミー(違うって)の映画って、『演技力』勝負というのが
前面〜に出ちゃって、引いちゃったよ。『楽しくやって伸びようぜ』という、
雰囲気がじわじわ出てきてよかったです。
脇役にそうそうたるメンバーがついてるのに、ヒケをとってないというトコも。
ブライアン・コックスは『X2』に出演するので注目してみてたら、う〜むむ
ナンともふてぶてぇ。こりゃ『X2』が楽しみだ
そのほかにも『グリーンフィンガース』のあの気弱な兄ちゃんが狙撃手に
なっちゃったりしたし、役者のちがった魅力をみれるのはグーざます。
普通『スパイ映画、エージェント映画』ってとハデというイメージがあるんすが。
もし、 『最近みたのはハデでストーリーがさつで役者がバカ』という偏見が
どこかにあったら、この映画オススメです。このシリーズは他に二作あるそう
なので期待してるじょ、ジミー・・・じゃなくてディモン。


ボーンスプレマシー(2004)
舞台は前作から二年後の、インドのゴア、ボーンはCIAの追手から
身を潜め、マリーと共に暮らしていたが、毎夜、記憶の断片から
悪夢に悩まされる。それは確かにあったはずの『初めての任務』の記憶だった
同じ頃、ベルリンでは在野の情報屋が、CIA内部の公金横領のリストを
掴み、指揮官のパメラが取引を仕切っていた。
あともう一歩で作戦成功という所で、取引は何者かに邪魔され、現場には
犯人の指紋が残された。それは、『トレッドストーン・アクセス拒否』
と名づけられたトップシークレットの指紋・・・パメラは当時の
CIAトレッドストーン・プロジェクトの指揮官アボットの元へ飛ぶ。
意外にも、指紋はボーンのものだった・・・ボーンはゴアに居たというのに・・・

一方ゴアでは、ボーンは何者かに命を狙われていた。
明らかにボーンが何者かであるかわかっているかの身のこなしに危険を察した
ボーンはマリーと共に逃げようとするが、マリーは途中で撃たれてしまう。
CIAの仕業と、察したボーンは、その追手がロシアのスナイパーだとも知らず
行き違いの復讐劇が幕をあけた・・・
ロシア人のスナイパーは何のために来たのか・・・、2年前に閉鎖された
『トレッドストーン計画』は何故、コンクリン抹殺後の今、持ち出されたのか・・・
ボーンは、トレッドストーンにどう関係していたのか・・謎は全て明らかになる・・・
(原題名:The Bourne Supremacy)
監督:
ポール・グリーングラス
脚本:
トニー・ギルロイ
原作:
ロバート・ラドラム
『殺戮のオデッセイ』
出演:
マット・ディモン
(ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ
(マリー)
ブライアン・コックス
(ワード・アボット)
ジュリア・スタイルズ
(ニッキー)
カール・アーバン
(キリル)
ガブリエル・マン
(ダニー・ゾーン)
パメラ・ランディ
(ジョアン・アレン)
オサン・ アーキンシャ
(イレーナ・ネスキー)
クリス・クーパー
(テッド・コンクリン)
REVIEW(*****)
ロバート・ラドラムの『ジェイソン・ボーン三部作』シリーズ第二段、
『殺戮のオデッセイ』の映画化。
原作では返還前の香港で抹殺された中国副首相殺人の濡れ衣がボーンにかかり
ボーンが自分の本名を最初に知るのに対し、自分の本名を知るのはラストになるのが
印象的。(そのネタバレは映画館かDVDで確かめてくださいませ)
前回は『チョっとムリなんじゃないの』があったこの役、いやはや
たった二年で『モノ』にしてしまいました、お見事。
ストーリー全体の息もつかせない、スピード感と、感情面の豊かさがきちんと
折り重なって、画面にうつしだされ、また、映画の配色もいいですね〜。
ベルリンのホテルは暖色系にまとめて、モスクワは殆ど無彩色でまとめる
という、背景にマッチした色使いの心配りもよかったですし、ボーンの
コーディネートもナカナカ、いがったです(沢庵色の海パンと、ドえらい違いだ・・・)
某デパートで『ボーンのコーディネート』というコーナーをやってたぐらい
ですので、売り込みには自信あったのでしょうね。
ラストでネスキーの娘に本当の事を話すシーンなんて、かなり難しいと
思うんですよ。マットちゃん童顔だし(爆)。
それを努力でクリアして、ここもお見事でした、いや、ここまでやると
正直思わなかったという点に関して『ラウンダース』以来の彼の映画に関して
高得点です。CGもワイヤーもないし。
脇を占める俳優ではブライアン・コックスのフテブテぶりが、いがったです。
なんとしてでも『生き残ろう』とするワケなのよね〜計画の発案者なのに。
でもって、この作品の中盤まで読んで初めてわかったラドラムの原作の一昨目が
『暗殺者』という題名になってたかという(爆)
トレッドストーンで、CIAは世界各地に、訓練した『暗殺者』を置こうとした、
パリにはジェイソン・ボーン、ハンブルグには『教授』というように。
でもここから原作とかなり違ってくるのがミソかもしれないです。
原作のボーンの方が人間臭くて、家族も持ってるので、どっちかというと
キャラ的には『マイ・ボディガード』に近いのに、映画のボーンの方が孤独
かもしれません。
・・・脇役で、判らん・・・のがロシアンスナイパーのキリル(涙)
執拗に、ボーンを追い掛け回した挙句、コテンパンにやられて、エオメル様(汗)
何のために出てきたかもイマイチ不明。あれだけコテンパンだと続編には
出て来れないだろうし(爆)・・・う〜ん、ナンでしょう?誰か説明して〜。


僕たちのアナ・バナナ(2000)
ジェイクとブライアンは幼馴じみ、ジェイクはユダヤ教、ブライアンは
カトリックと全く違ってもだ。
そんな彼らの元に飛び込んできた、女の子アナは、たちまち2人を
虜にしたが、両親の転勤で、彼女はNYの街から姿を消して
早くも20年近くが経とうとしていた。
ジェイクはラビにブライアンは神父になり、彼らなりのやり方で
最初はガラガラだった教会(会堂)も満員御礼に。ついにはユダヤ教
カトリックのジョイントイベントもやってしまおうという、敬虔なる
信徒+上部のモノの企画も進行しはじめた。
そんな矢先、アナが仕事の用でNYに来るという知らせが舞い込んでくる。
浮き足だって、迎えにあがった2人の前に現れたのはスタイリッシュな
大人の女性になりながらも、あの日の面影を残したアナだった・・・
(原題名:Keeping The Faith)
監督
ブライアン・フィン:
エドワード・ノートン
脚本:
ステュワート・ブラムバーグ
出演:
ベン・スティラー
(ジェイク・シュラム)
ジェナ・エルフマン
(アナ・リレイ)
アン・バンクロフト
(ルース・スクラム)
エリ・ウォルシュ
(ベン・ルイス)
ロン・リフキン
(ラリー・フレンドマン)
REVIEW(***)
最初、ノートンちゃんがヨバライになって出てくるトコから
始まり、『フラれたんかな〜』と思ったら回想につながる
あれが(爆)んでもって、相談もちかけられたバーテンダーの
方が、もっとフクザツな身の上だったつーのも
『オレはシーク教徒とイスラム教徒とユダヤと・・・』
それでもって店は今日で閉めるちゅーのにミョーに機嫌ええ
このオッサンに慰められちゃうノートンしゃんも
原題名が『信仰を守る』とあるだけあって、アメリカ宗教社会の
マジョリティーは『プロテスタント』なのに対し
ここに出てくるユダヤとカトリックは、あっても『マイノリティー』
扱い。自分たちの『教え』を守るかわりに、他人の『教え』にも
口出ししない、アメリカの暗黙の了解を見た気がします。
だから、ユダヤ教だから異教徒と結婚できないというジェイク
神父だから結婚できないと悩むブライアン、でも両方が
だったらやめちゃえば?とかいわないのがまたいいっす。
その人の信じる宗教否定するのがひいては人間性の否定につながる
ということにもなるのでしょうね。
んでもって、それなら皆がマトモに教会通うかっちゅーとそうでもない
ブライアンとジェイクが今風に解釈して、レクチャーしだした途端に
教会がいっぱいになるのは『教えは信じてても、神父のハナシは
面白くないから、宗教心は薄れてしまう』という日本にも
通じる皮肉ではないでしょか。
監督を務めたノートンしゃんが大学時代のルームメイトと作った
この作品。当時、脳性癌に冒されていたお母さんロビンさんに
捧げた一作だったそうです。
お母さんが、さわやかなロマコメが好きだったという思いを込めて
大作を蹴って、監督作と母親と過ごす時間を選んだのでしょう
む〜それにしてもアナみたいな女のヒトは理想だわん。
日本でいうと天海○希ってトコかしらん


ピアニスト(2001)
40代半ば過ぎたウィーン国立音楽院のピアノ教授のエリカは人生に疲れていた。
長い間コンサートピアニストになる事を前提に厳しい教育を押しつけられ
抑圧された日々、その夢を諦めた今でも母は彼女を自分の支配化に置き、
外出も許さなければ、流行の服も許さない。
男性関係はご法度、家も出れなかった。
エリカの父が精神を病んで、この世を去った事がさらに拍車をかけ、
母子の関係とエリカの中に”歪み”を作っていた。
母の目を盗んではポルノショップへ行き、深夜のドライブインへ足を向ける
彼女の表情はまるで能面のようであり、誰の視線も感じられなくなっていた。
母親の支配に絶えられなくなったことで、何をやってるかも分からない様に…。
そんなある日、ワルターという若い青年が彼女を家のピアノコンサートに招待する。
彼女の洗練された印象にワルターは、ひと目で惹かれるのだが…
(原題名:Le  Pianiste)
 
監督:脚本
ミヒャエル・ハケネ
原作:
エルフィーデ・イェリネク
出演:
イザベル・ユペール
(エリカ・コユット)
ブノワ・マジメル
(ワルター・クレメール)
アニー・ジラルド
(母)
スザンヌ・ローサ
(スクーバー夫人)
アンナ・シガレリッチ
(アンナ・スクーバー)
 
REVIEW(***)
うう、エリカ先生〜コワ過ぎる(滝汗)
 オトコだったら見に行かなかったかもしれないし、この映画の意味する
ところが本当に分かる男は尊敬に値してしまうかもしれない。
 思うに主人公のエリカは色んな意味において八方塞がりだったんじゃなかろうか。
 この映画では、かかれてないものの、彼女も母親に20代の頃ぐらい
の時は抵抗しただろう。
それを諦めざるを得ない理由があったり、また、長い間抑圧された
家庭に育ち、その気力すら搾取されてしまったのだろう。
それを打開するためにワルターを選んだが、もう遅かったのかもしれない
 両親から子供の時に得ているはずの「永遠の愛」を彼女は得ることが
出来なかったし、また親も与えそこねた。
だから得られなかったそれを、どこと構わずぶつけ求めてしまう。
親が与えてくれたのは「コンサートピアニストになる」という「条件付きの愛」だった。
 エリカ(ワルター)が、またエリカの母がそれに気がつかない限り、
物語が明るくはならないだろうし,二人は、お互いの立場を
理解は出来ないだろう。
「愛」を得られなかった女性と与え損なった母親、その関係に
最後に気が付いて、どうしようもなくなり自らのすべてを拒絶
されたと思い込んだ青年の、行き違い…。
 ”愛しても愛する事が出来ない”というキャッチがあまりにも
都合よすぎる。
こんなに難しい映画をアニー・ジラルドやイザベル・ユベール、
ブノワ・マジメルなど豪華キャストで見れたことが、
この映画を嘲笑ものにしなかった一つの要素だったと思う


ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリーインチ(2001)
東ドイツにハンセルという名の男として生まれたヘドウィグは、
ラジオを友にアメリカのグラムロックに没頭する毎日、
いつかアメリカ行きたいと思ってはいたものの悶々としてた時に○イの
米兵にみそめられ結婚するために性転換手術を嫌々ながらも受ける事に。
が、手術は大失敗。1インチ残ってしまったばかりか、相手のGIは
さっさと他の恋人を作って彼(彼女)をトレーラーハウスに置いて行く。
そこのTVに写るのはベルリンの壁崩壊のニュース。
東ドイツの法律で、こんな思いをして手術を受けたのに・・。しがなく
ヘドウィグは場末のバーで演奏やベビーシッターで職をつなぐ。
そん彼女を慕ってトミーというロック好きの少年がやってきた。
彼に心血を注ぐこむヘドウィグ、だが、彼も彼女の手術の失敗を知ると、
逃げ出したばかりか、ヘドウィグの作った曲を持ち出して自分の曲
として売り出し、ビルボートチャートNo1のロックスターになってしまう。
ヘドウィグは自らのバンドを引き連れて彼のライブを追いライブ会場の
近くの場末の酒場でライブを強行するという、ドサ周りツアーを
決行するのだが・・・
(原題名:Hedwig And The Angry Inch)
 
監督:脚本:
ヘドウィグ:ヘンセル:
ジョン・キャメロン・
ミッチェル
出演:
ミシェル・ピット
(トミー・グノシス)
ミリアム・ショアー
(イツハク)
ステファン・トラスク
(スキシプ)
アンドレア・マーティン
(フィリス・ステイン)
ベン・メイヤー・
グットマン
(ヘンセル(六歳))
 
REVIEW(*****)
'98年から'00年までオフブロードウェイでロングランされていた
同名ミュージカルの映画化で,企画のあった五年近く前からすでに
スノッブなファンの間では前評判の高かった作品だったとか。
マドンナはサントラの一部の権利を買い取ろうとしたし、D.ボウイは
グラミーそっちのけで見に行ったという、このミュージカル。
向こうでは「HedHead」つー、ヘドウィグのようなオノ型の黄色の
カツラ被った追っかけがいたり「ここで公開されるときは、
この挿入歌を歌おうぜ!」というノリもあったそう。
 某○松では『カラオケナイト』と称して映画にあわせて歌う
『ヘドヘッド』がいたが、ソイツらの招待は管理人の通う
フィ○トネ○ク○ブにいる『毎日サバイ○ルエ○ロ』な
年齢不詳の輩だったという(一日中居てヒマなんかい)
 それぐらい「グラムロック好き」や「'70-'80ロック好き」にはたまらない
 映画かも、でも、そんな事キョーミねぇよぉ〜って方にも。保障もので。
 ヘドウィグが自分の存在を認めない世の中には、ガンガンに怒ってるけど、
ジブンを捨てたオトコにはちっとも怒ってないのねぇ。
懐どうなってんのか、つーか。
フツー,コトバ悪いけど「ヤレない男女に用はない」と言わんがばかりに
捨てた男なんて、殺す価値もない思うぞ。
(きつかったか?このたとえ)体の問題だじぇ。
そして「ジブンに持ってないものを探すジブンの片割探し」を続ける
ヘドウィグが最後にたどり着く答えも、
「最初から人間は1つであって、ジブンのなかで気がつかない部分を
気づかせてくれるのが『出会い』であり『愛』なんだよ」という。


陽だまりのグラウンド(2001)
その日暮らしのコナーはギャンブルに明け暮れ、その借金は膨らむばかり。
ある日、賭けに負けて1,100ドルの負債を負うハメになった彼は
バーで大暴れして留置場へ入れられる。
保釈金のおかげで出てこれたものの、取立て屋に追い立てられる
ことになった彼はセキュリティー会社のエリートで友人の
ジミーに恥を承知の上で借金を申し込む。
が、ジミーは、週500ドルで低所得者住宅にある少年野球チーム
『キカンバス』のコーチをすることを提案する。
背に腹はかえられない状況となった、コナーはこれを
うけいれるのだが・・・
(原題名:Hardball)
監督:
ブライアン・ロビンス
脚本:
ジョン・ゲイティンス:
原作:
ダニエル・コイル
出演:
キアヌ・リーブス
(コナー・オニール)
ダイアン・レーン
(エリザベス・ウィルクス)
ジョン・ホーキース
(ティッキー・トビンス)
マイク・マクグローン
(ジミー・フレミング)
デュワイン・ウォーレン
(Gベイビー)
Review(****)
原作者のD.ドイルがカナダの低所得者住宅に住んでいたころの
実体験を元に作られたストーリー。
『カッコよく生きる』のが信条なら、この話は陳腐かもしれない。
でも、冒頭のコナーのように、どうしようもなく『カッコもつかない』
状況になってもまだ、自分と向き合えないでいる人間は沢山いる。
表面のカッコでボロボロな人間も・・ステイタスはあっても
空っぽな人間も。
キアヌ演じるコナーは、そんな自分に向き合えない男で
キカンバスの少年たちに出会うまでは、『自分自身を
救えるのは自分しかいない』ことやその機会を見つけるのは
半分は運で、半分は努力と悟る男だと思う。
劇中の、のほほんとしたキアヌは何気に『ドックスター』
の一員としてのキアヌみたいで、いかにも『スーパースター』
つーより『フツーのニーチャン』でいがった。
こういうキアヌは力んでなくててええのう。
コドモたちは、それだけで、存在感がスゴい。個性もばっちり。
コトにGベイビーがかわゆくて、このハナシのキーになって
くるだけに、いがった。
ゲットーに住む子供たちにとって『ボールゲーム』とは
野球以外に銃撃戦という意味も持つらしい。
門前まで送ってもらっても、いつ殺されるかわからない。
それも思い知らされた映画でもありました。
コナーがすんなりコドモたちに馴染んでいけたのも、
『父親不在』というコドモたちとの共通点もあったからでないでしょうか。


ポセイドン(2001)
アメリカ軍潜水艦ランシングは世界最速最強を誇る核兵器対抗型で
トマホークを搭載して太平洋を偵察していた。
北朝鮮で核実験が極秘で行われたはずが誤爆し、近海を
操行する船の電気設備が、ヒューズし、辺りに死の灰が
撒き散らされた。その真っ只中にランシングは居た・・・。

副艦長と共に概況の確認の為、表に出てしまった艦長の
シェフィールドは知らずに放射能汚染され、さらに、艦長の
作戦に氾濫を起こした副艦長の陰謀で、放射能の特効薬の
注射を受けられず、艦長室に閉じ込められてしまう。
副艦長のジャスティスは、今まで『守り』の体制で監視してきた
北朝鮮に、トマホークミサイルで攻撃をかけようと企てていた・・・
(原題名:Danger Beneath The Sea(TV))
監督:
ジョン・カサー
脚本:
ルシアン・トラスコット
出演:
キャスパー・ヴァン
ディーン
(マイルス・シェフィールド)
ジェラルド・マクレニー
(ユージン・ジャスティス)
ステュワート・ビック
(アルバート・ケナー)
タミー・イザベル
(クレア・ホリデイ)
キム・ポーラ
(リサ・アルフォード)
ヴィンス・カザーラ
(エリック・ワトキンス)
ドミニク・ザンパログナ
(ライアン・アルフォード)
REVIEW(****)
『クリムソン・タイド』なり『ザ・ロック』なり『U-ボート』の
焼き増し・・・とあちこちのレビューで散々叩かれてるのをTVで
見てみたんですが、むむ、ナカナカいいっすよ。これ。
ストーリーの展開が荒い+キャラクターの書き込みがまばら
てのが気になる人もいるだろうってのでこの点なワケで
そういう、アラ探ししないというコトなら。
元々、日本未公開。向こうではTV映画。キャスパー自身として
見てみれば、日本でヒット作と言われている主演作『スターシップ〜』
よりこっちの方が、オススメに近いです。
『24hour』や『コードネームエタニティ』を手がけてる監督つーのは
ゼンブ見た後で気がついてボーゼン(滝汗)
だから密室劇が得意なんじゃね。
最後のクライマックスで、潜水艦が『空き缶の小道』といわれる
沈没した潜水艦が沢山沈んでる所を通るシークエンスがあるのですが
『24hour』を見てるあの緊張感を思い出しました。静かなのに
見入ってしまうアレです。
む〜あと、一押しのアイデアがあったら星が・・・。


ブレイド(1999)
マーヴェルコミックの人気ヒーローの映画化の1つで、ヴァンパイアと人間のハーフの
ヴァンパイアハンターがたどる数奇の運命を描く。
ブレイドは黒人の母親が臨月の時に吸血鬼に襲われ、殺された。
ヴァンパイアでありながら、成長が止まることはない。
太陽の下を歩ける彼を人々は『デイ・ウォーカー』とよんだ。
ヴァンパイアよりも数段上の力を持った彼は母親の復讐のため今日も
その身を危険にさらしている。一方、ヴァンパイアたちもブレイドを抹殺する
部隊を組んで彼を探していた。
二方の抗争が近未来の闇社会に続く中、若き後天型のヴァンパイア、
フロストがブレイドに興味を示していた。
彼は純血種のヴァンパイアを生贄に血の神マグラをよみがえらせようとしていたのだ。
ブレイドに彼の野望が止められるのか・・・
(原題名:Blade)
監督:
スティーブン・ノリントン
脚本:
デヴィッド・S・コイヤー
出演:
ウェズリー・スナイプス
(ブレイド/
エリック・ブルックス)
スティーヴン・ドーフ
(ディーコン・フロスト)
クリス・クリストファーソン
(エイブラハム・ウィスラー)
N.ブッシュ・ライト
(カレン・ジェンソン)
ドナリ・ローグ
(クイン)
サナ・ロサン
(ヴァネッサ・ブルックス)
REVIEW(***)
モトモト『エイリアン』の特殊監督でデビュー作をみたW.スナイプスが監督を
抜擢指名したという,イワクつきの作品+予告もカッコいがったし
、スナイプスがなんでヴァンパイア・ハンターなのに日本刀持ってるのとか
あんなものしょってクルマ運転できんのかとか、そういう細かいことはヌキにして、
スプラッタものがダイジョウブなら見れるでしょう・・・
でも大丈夫でないならヴィデオ早回しになるシーンは出てくるかも。という。
監督自身が大友アニメや永井アニメに転んでたというのがそこかしこに出てます。
S.ドーフ見たくて劇場で見ようと思ったものの、思ったより公開長くなかったのと、
ジャンル的に苦手だったというのがありんした。
なんとかスタイリッシュに演じようとガンバってるS.ドーフ。
でもその日焼け止めバリバリのお顔と『悪がきソノモノ』の顔つきはどうみても色っぽくない・・・。
この役を獲得したとき彼のオカンがすごい剣幕で怒ったらしいが、ムリもないと思う。
しょうこりもなく続編が上映されちゃったわけだけど、これは『B級』と割り切って、この
本作一本だけをおすすめしたい。
作品中で、ワタシがブレイドだったら『女性不信症』になってしまいそうでコワイす。ハイ。


冒険者たち(1966)
飛行クラブのインストラクターのマヌーと、自称レーサーで、
ガラクタの山に囲まれて住んでいるローランとは互いの夢も性格も
全く違うが、兄弟のように何もかもを分かち合ってきた。
マヌーは、もし凱旋門を飛行機でくぐったら、2500万フランという
大金が映画プロデューサーから貰えるという話を生徒から聞いて、
毎日,飛行練習に励んでいるし、ローランは自分のマシンを手入れ
しながら、マヌーを技術面で支えていた。
そんな彼の夢は自分のマシンで自動車産業に改革を起こす事
  ある日、二人の間に美しいアーティスト、レテイシアが
メタルアート作りに、訪れる。
同じように夢を追う仲間が増えたことに、祝い、互いの夢の成功を
祝う三人だったが・・・
(原題名:Le Adventuries:The Adventures)
監督:ロベール・アンリコ
原案:脚本:
ジョゼ・ジョヴァンニ
出演:
アラン・ドロン
(マヌー)
リノ・バンチュラ
(ローラン)
ジョアンナ・シムカス
(レテイシア)
セルジュ・レジアニ
(パイロット)
REVIEW(*****)
その昔『名○座』ってものの『二本立』で必ず回ってくる定番の一つが
これだったそうです。関西でも昔、『第十三芸○劇場』の二本立では
必ず『太陽がいっぱい』と上映順番を争ってたという。ドロンファンには
劇場で見たい作品の一つです。
J=P=メルビルやA=ベルヌイユ亡き後のフレンチノワールの巨匠となり、
J.ドレーも亡き後、『ドロン世代の映画監督』として残るのはジョバンニ
一人になったのではないでしょうか。
そんな彼の自伝的小説を元に作られた作品で、この時のドロンの
社会的地位をも反映したかのようです。
ハリウッドへ進出したものの、散々叩かれてパリに戻ってきたドロン。
自分自身の復帰第一作となったこの作品に何かをぶつけたのではと思います。
映画の中で何度も夢を追う事に挫折して、また立ち直っていく彼らの姿・・・
レテイシアが死んだとしても、彼らは夢を追うのは止めないだろうし、
マヌーは誰かが傍らに居なくても寂しさを口に出すこともなく独りで
歩いていくのだろう・・・。
それはドロン自身の生き方でもあるのではないでしょうか。
この映画公開当時にまだ31だったというドロン、若いねぇ〜
同じような挫折と希望を扱った『ビッグウェンズデイ』でJ=M=
ヴィンセントが既に35だったんだから、やっぱドロンは偉大です。


ビッグダディ(1999)
32歳のソニーはン年前にロースクールを卒業したものの
高速道路の料金所でお気楽バイト。
同僚はみんな出世街道まっしぐら、そんな彼にガールフレンドの
ヴァネッサは愛想をつかして出て行ってしまう。
そんな折、ルームメイトのケヴィンが長年の恋人
コリーンにプロポーズしたあと中国へ出張へいってしまった。
一人ヒマになったアパートに、どこからともなく転がり込んだ、
子供が一人。ジュリアンと名乗るこの子供、どうやら
ケヴィンが一夜を過ごした相手が、よこしたらしいのだ。
『コイツを世話したら、ヴァネッサに認めてもらえる』
と意気込むソニーだったが、マトはハズれ、彼女はオヤジな
彼氏の元へ。面倒臭くなったソニーは、ジュリアンを母親の
元へ送り返そうとするが、なんと母親は亡くなっていた。
仕方ないので、孤児院にいれようとするが、そういうワケ
にもいかなくなり、ソニーは自力で育てるハメになるのだが・・・
(原題名:Big Daddy)
監督:
デニス・デュガン
脚本:
スティーブ・フランク
ティム・ハーリヒ
アダム・サンドラー
出演:
アダム・サンドラー
(ソニー・コーファックス)
コール &
ディラン・スプラウス
(ジュリアン・マグレース)
ジョーイ・ローレン
アダムス
ライラ・マローニー)
ジョン・ステュワート
(ケヴィン・ゲリティ)
レスリー・マン
(コリーン・マローニー)
クリスティ・スワンソン
(ヴァネッサ)
アレン・コバート
(フィル・ダマート)
REVIEW(****)
親子モノつーより、『相棒モノ』の映画である。
とにかく、サンドラー演じるソニーは子供で、『遊んでる』し
子供の方も子供で『こいつこんなんで、ええやん』と思ってる。
『親子』でみたら『とんでもない』と目くじらモノになるかも
しれないけど、そこは毎年『Kid's Choice Awards』の常連だけ
あって、サンドラー、ガキンコとは『対等』なのである。
フツーの『オトナ』のラベルがついちゃった俳優が同じことを
やれば、ギャグにならないどころか『虐待か』と思うのを
サンドラーやJ.ブラックがやると、そうじゃなくなるアタリが
フシギである。これもそれも『コドモの信頼感』をミョ〜に
掴んでしまうあの独特の雰囲気なんだろう。
そもそもソニーの設定てのもサンドラー自身に似てないでもない。
サンドラーの家系は弁護士やお医者さんが多いのに、一人
俳優で、HPではカタブツのオヤジさんに『身の振る舞いがなってない』
と怒られるあたり、まさしくこの映画のソニーである。
この映画のエンディングなんて、まさに今のサンドラーである。
キャリアもUPしてヨメさんも貰った彼にとって、この映画は彼の
『人生予告編映画』だったんじゃないだろうか?
相変わらず身内でワイワイ楽しく作ってるのが手に取るようにわかる
映画で、そこかしこに『ブブ』と吹いてしまうカメオがでてくる
サンドラー以上に活躍したのが、双子で一役を演じたスプラウス兄弟
ある日ディラン君の『歯が抜けた』つーアクシデントがあったなんて
ダレが気がついただろうか(爆)


ペイ・フォワード〜可能の王国〜(2001)
ホームレス同然になった実父と夫の虐待から逃れるように
アルコール中毒になった母親、アーリーンに心を痛める
一人息子のトレバー
そんな彼の前に全身に火傷の痕のある新任の社会科の教師シモネットが
現れる。彼は『年間の宿題』を生徒たちにだした。
世界を変えるもので行動を起こすもの
生徒達が人口の多い中国人が一斉にジャンプして緯度を変えるだの、
リサイクルだのありきたりや子供じみた案を出す中、トレバーは
『ペイ・フォワード(先贈り)』を提案する
それは親切の観念の一つとして、お返しはしないで欲しい、
いい行いを見返りナシで その善意を受けた人は違う三人に新たな形の善意を施す・・
そういうものだった。
彼の起こしたムーヴメントが広がり母親とシモネットの
トラウマさえも癒したその時,誰しもトレバーの未来は予期
しなかった・・
(原題名:Pay It Forward)
 監督:
ミミ・レダー
原作:
キャサリン=
ライアン=ハイド(原作)
  レスリー=ディキソン
出演
ケヴィン・スペイシー
(ユージーン・シモネット)
ヘレン・ハント
(アーリーン・マッキニー)
ハーレイ・ジョエル・
オズメント
(トレバー.マッキニー)
ジェイ・モアー
(クリス・チャンドラー)
ジョン・ボン・ジョビ
(リッキー)
ジム・カウィーゼル
(ジェリー)
REVIEW(****)
第一印象として『物質主義の超大国』、『唯我独尊の国』であるゆえに
アメリカ事体が孤独な国であり、こんなにも癒されたい国である反面
攻撃性も矛盾して併せ持っているという・・・
のが映画をみても明らかだと思います
移民国家ゆえの 『アメリカの心の古傷』を描いたものであり 
未だその傷を癒す方法を求めてやまない人々を描いた映画だと思う
その証拠にK.スペイシー演じるシモネットはアメリカのトラウマ
を癒す方法を『年間課題』として話す。
『これは『可能の王国』を君達が作れるという事なんだと
その一方でトレバーの言う『ペイ・フォワード』をやろうとすると
『アメリカの矛盾』がどこかで牙をむくのだろう、と
そうでなければ、あのラストにはならないのだろう。
ラストにトレバーの家の前に集まる灯火に
遅かったのか、今からでも間に合うのか・・・
フクザツな思いがしました。
こんな時にジムカウィの美しい瞳は説得力ありますね、
ったらいいすぎ?今回も、お約束のUPがしっかり


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